「これぞ“アンフィールド・ライフ”だ」逆転でCLグループ突破を決めたリバプール! 熱血漢クロップも大興奮!

2018年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

サラーの一撃が決勝弾に!

殊勲のヒーローとなったサラーを抱き寄せるクロップ。そんな熱血漢は興奮気味にチームを褒めちぎった。 (C) Getty Images

 現地時間12月11日、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージの第6節が行なわれ、グループCでは、リバプールとナポリが対戦した。

 勝たなければ、グループ突破がない3位のリバプールが首位のナポリを本拠地アンフィールドに迎え入れた一戦、熱を帯びるホームサポーターに後押しされたレッズ(リバプールの愛称)は、序盤から猛攻を展開。そして、34分に均衡を破る。

 味方からのパスを右サイドで受けたモハメド・サラーが、マーカーのマリオ・ルイをフィジカルでかわし、さらにカリドゥ・クリバリもスピードで抜き去って、最後はクロスを匂わせつつ、角度のない位置からシュート。これが相手守護神ダビド・オスピナの意表を突いて股下を射抜いてゴールへと突き刺さったのだ。

 後半に入っても主導権を握ったのはリバプールで、対するナポリはチーム全体に疲労の色が隠せず……。ようやく訪れた後半アディショナルタイム2分のビッグチャンスも、途中出場のアルカディウシュ・ミリクがフリーで狙うも、渾身のシュートは相手守護神アリソンの気迫のセーブにあって万事休すとなった。

 結局、1-0で勝利したリバプールは逆転で2位に浮上してグループ突破。一方敗れたナポリは、同時刻にベルグラードで開催されていたレッドスターとパリ・サンジェルマンの一戦も4-1で後者が勝利した結果したため、首位からまさかの3位転落。ヨーロッパリーグの決勝トーナメントへ回った。

 スタンドを赤く染め上げたサポーターも含め、まさに一丸となってグループ突破を決めたリバプール。試合後、地元メディア『BT Sports』の取材に応じた値千金の決勝ゴールをお膳立てしたジェームズ・ミルナーは、殊勲のエースを褒めちぎった。

「僕たちのパフォーマンスは本当に良かったと思うし、前線からバックまで全員が良い守備をしなければならないと理解していて、それを実行できた。サラーは勝者であり、紛れもなくワールドクラスの選手だ。僕たちのために彼はまたしてもやってくれたよ」

 また、指揮官であるユルゲン・クロップも興奮気味にチームを絶賛した。

「モー(サラー)は信じられないゴールを決め、アリソンはミラクルなセーブをしてくれた。私は今まであんなセーブを見たことがなかったよ。今夜はスタジアム全体が一体となった我々は素晴らしい試合をやってのけたんだ。我々はただの野生と化していたね。ただ、そのための準備はしていたんだ。でも、なんて試合だろう! 信じられない! これこそが"アンフィールド・ライフ"さ!」

 土壇場でグループ突破の切符をもぎ取ったリバプール。本拠地で見せる彼らの強さはやはり本物だ。

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