自分の信じる道を突き進むC・ロナウド、「メッシが恋しくないか?」と問われると…

2018年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼のほうが僕を必要としているんじゃないかな」

バロンドールを逃したことについては「もちろんがっかりしている」と語ったC・ロナウドだが、すでに気持ちは来年に向いているようだ。(C)Getty Images

 ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、今年のバロンドールを逃したクリスチアーノ・ロナウドが、来年の受賞を目指すはずだと話した。C・ロナウドもそのつもりのようだ。

 C・ロナウドは12月10日、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューで、「自分は毎年バロンドール受賞に値すると思っている。そのために働いているんだ」とコメント。そのうえで「受賞できなくても世界の終わりじゃない。決定をリスペクトする」と続けた。

「僕は受賞するためにピッチですべてをしてきた。数字はウソをつかない。でも、受賞できなければ幸せじゃないとは考えないでくれ。僕には素晴らしい友人と家族がおり、ベストのクラブのひとつでプレーしている。家で泣きわめくと思うかい?」

「もちろんがっかりはしているけど、人生は続く。僕はさらにハードワークするよ。だから、ルカ・モドリッチを祝福する。彼は受賞にふさわしい。でも、来年はまたどうなるか様子を見よう。僕はまたそこにいられるように全力を尽くす」
 
 自分の信じる道を突き進むC・ロナウドは、長年覇権を競ってきたリオネル・メッシについても、「彼と僕の勝負じゃない」と、比較されるのは望まないと話している。

「僕は僕の仕事をする。すべてのクラブで成功してきたし、それがもっとも大切なことだ。他人と比較されるのは好きじゃない」

「居心地の良い場所を出て、挑戦することを受け入れた。すべてがうまくいった。僕は自分を信じてきた。そして、まだ素晴らしい選手だと証明してきた」

 さらに、メッシのことが恋しくないか問われると、C・ロナウドは「いや、きっと彼のほうが僕を恋しいんじゃないかな」と回答。「僕はイングランド、スペイン、イタリアでプレーしてきたけど、彼はいつもスペインだ。彼のほうが僕を必要としているんじゃないかな」と返している。

「自分にとって人生は挑戦なんだ。いつかメッシにもイタリアに来てほしいね。僕のように挑戦を受け入れてほしい。でも、彼があそこで幸せだというなら、それをリスペクトする。彼はファンタスティックな選手で、良い男だ。でも、僕は何も恋しくない。ここで自分の新たな生活で、幸せだよ」

 C・ロナウドの呼びかけを、メッシはどのように受け止めるのか。メッシがバルセロナを離れ、セリエAでC・ロナウドと再び対戦する姿を、いつか人々が見ることはあるのだろうか。
 
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