イブラヒモビッチ復帰は破談…ミランは1月に代役で誰を獲る?

2018年12月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

イブラヒモビッチはLAギャラクシー残留へ。

イブラヒモビッチ(中央)の復帰が消滅したミラン。パト(左)やコアメ(右)が代役候補に挙がる。写真:Alberto LINGRIA,Getty Images

 ズラタン・イブラヒモビッチ(LAギャラクシー)のミラン復帰の可能性は消滅したようだ。
 
 ミランは今シーズン途中に4-3-3から4-4-2にシステムを変更。ゴンサロ・イグアインとパトリック・クトローネのレギュラーを支える控えが心許なく、2010~12年にエースとして君臨した37歳のイブラヒモビッチを、冬の移籍市場で6年半ぶりにカムバックさせるべく動いていた。
 
 11月あたりからレオナルドSDやジェンナーロ・ガットゥーゾ監督などミラン陣営はもちろん、イブラヒモビッチ側からもポジティブな発言が続き、復帰は秒読み段階に入っていると見られていたが、どうやら状況が変わったようだ。現地時間12月9日のトリノ戦後、レオナルドSDが『スカイ・スポーツ』などで次のように語った。
 
「イブラヒモビッチはミラノに戻ってこないだろう。彼はLAギャラクシーとの契約を更新すると伝えてきた。我々はイブラの復帰を考え、彼もそれを考えた。素晴らしい話であり、強いシグナルもあった。しかし、彼はLAギャラクシーが条件(年棒増)を満たせば残留すると、最初から言っていた。だからMLSに残る。もう不可能な話になったんだ」
 
 刻一刻と状況が変わるのがこの世界の常で、関係者が「移籍は不可能」と言った翌日に獲得がリリースされることもままあるが、現時点でミランのイブラヒモビッチ獲得は立ち消えになったと言っていい。
 
 とはいえ、ミランがFW不足なのは事実で、レオナルドSDも「(1月に)何か動くだろう」と明言している。候補としてここ最近挙がっていたのは、イブラヒモビッチと同じくOBのアレシャンドレ・パト(天津権健)とマリオ・バロテッリ(ニース)をはじめ、エベルトン・ソアレス(グレミオ)、クリスティアン・コアメ(ジェノア)、そして来夏で契約切れとなるオリビエ・ジルー(チェルシー)、ダニエル・スターリッジ(リバプール)、ダニー・ウェルベック(アーセナル)などだ。
 
 冬のメルカート開幕まで1か月を切り、レオナルドSDはイブラヒモビッチに代わるFWとして誰を獲得するのか。注目が集まる。
 
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