中島翔哉、名手カシージャス擁する首位ポルト相手に先制点をアシスト! チームは4発を浴びて敗れる

2018年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半はホームチームの独壇場に。

敗れはしたものの、強豪ポルトを相手に左サイドから何度かチャンスを作った中島。正確な右足クロスで先制点をアシストしている。(C)Getty Images

 現地時間12月7日に実施されたポルトガル・リーグ第12節、首位ポルトと11位ポルティモネンセの一戦は、4-1でホームのポルトが勝利。ポルティモネンセに所属する日本代表の中島翔哉は、3トップの左サイドでフル出場を果たした。

 先制したのはアウェーのポルティモネンセ。そして、そのゴールをお膳立てしたのは中島の右足だった。

 9分、左サイドでジャクソン・マルティネスからの横パスを受けた中島が、時間をかけずにゴール前にクロスを入れる。ふわりとあがったボールは、逆サイドからゴール前に入ってきた192センチの長身MFヴィトール・トルメナの頭を経由し、力強くゴール右隅に突き刺さった。

 4試合連続でクリーンシートを達成していたポルトの守護神イケル・カシージャスは一歩も動けず。中島はこれが今シーズンの4アシスト目となった。

 ただ、この1点で首位チームが目を覚ます。ポルトは17分にヤシン・ブライミが、23分にムサ・マレガがいずれもCKのチャンスから立て続けにネットを揺らす。ブライミのゴールはVARによるオフサイドの判定で取り消されたものの、1-1となった後もポルトの怒涛の攻撃は続いた。

 ポルティモネンセも、一方的なポルト・ペースで進む試合の間隙を縫うように、時折鋭いカウンターを見舞うが、ゴールが遠い。42分には中島とCFのJ・マルティネスのコンビでフィニッシュまで持ち込んだものの、シュートはカシージャスにストップされた。
 
 後半はホームチームの独壇場となった。

 ポルトは57分、ブライミのクロスをマレガが落とし、これをフランシスコ・ソアレスが押し込むと、その2分後には、逆転されて前掛かりになったポルティモネンセの背後を突く高速カウンターから、最後はブライミが右足で沈める。さらに65分にも、CKからマレガがボレーで押し込んだ。

 1-4。わずか8分の間に3点を失ったポルティモネンセは、そのまま力の差を見せつけられる形で敗北。先制点をアシストした中島も、後半はポルトの巧みな守備に持ち味を消され、決定的な形を作れなかった。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事