エジルは気絶、コラシナツはクラブを徘徊…アーセナル主力が集団で笑気ガスを吸引する問題映像が流出

2018年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

朝4時まで続いたパーティーで…

エジルら主力が笑気ガスを吸引する動画が流出してしまったアーセナル。批判は避けられなさそうだ。 (C)REUTERS/ AFLO

 トッテナムとのノースロンドン・ダービー勝利に沸き、さらに敵地で繰り広げられたマンチェスター・ユナイテッドとの激闘を終えたアーセナル。そんな上り調子の彼らのピッチ外での行動が物議を醸している。

 現地12月7日、英大衆紙『The Sun』をはじめとする複数の地元メディアが一斉にスクープとして報じたのは、シーズン開幕前にアーセナルの選手たちが"ヒッピークラック"を楽しむ動画だ。

「風船ドラッグ」とも呼ばれる"ヒッピークラック"は、風船に入れた笑気ガス(亜酸化窒素)を吸引する行為のことである。笑気ガスには麻酔効果や陶酔効果があるため、本来は手術時に恐怖心を緩和する目的で使用される。

 だが、所持自体は違法ではないうえ、安く手に入り、依存性もなく一時的な多幸感が得られることから、イギリスの若者の間で流行。過度な摂取によって2006年から2012年の間に、公になっているだけでも17人の死者が出るなど、英国内では社会問題にも発展している。

 今回、『The Sun』が伝えたところによれば、アーセナルの選手たちはシーズン開幕を数日後に控えた8月"某日"に決起集会を開催。そのなかで複数人が"ヒッピードラッグ"を楽しんだようだ。

 さらに流出した動画をもとにレポートした同紙によれば、笑気ガスを吸引していたのは、アレクサンドル・ラカゼット、メスト・エジル、ピエール=エメリク・オーバメヤン、マテオ・ゲンドゥジ、セアド・コラシナツの5人。なかでも、エジルとゲンドゥジは、意識を失ったようにソファーに倒れ込む姿が捉えられている。

 また、ロンドン中心部のウェストエンドにあるクラブで開催されたパーティーには、70人を越える女性も参加。ドンペリニヨンやヘネシーなどアルコール度数の高い酒も大量に振る舞われ、『The Sun』曰く「酷いどんちゃん騒ぎ」だったという。

 同紙はさらにパーティーに参加していたという女性のコメントから狂気じみたアーセナルの選手たちの振る舞いを紹介している。

「ガスを吸った彼らは頭を切っていた。そのうちの何人かは耐えきれずに外に飛び出していた。コラシナツは吸ってからそこらじゅうを彷徨っていて、エジルとゲンドゥジに関しては一点を見つめて、しばらくしてから意識を失って、座っている場所に倒れ込んでいた。

 本来ならば手本となるべき選手たちが危険なガスを吸って、リスクを冒す様は、ある意味で素晴らしかった。彼らのファンや監督ならば、ゾッとしていたことだろう。パーティーは午前4時まで続き、朝方になって選手たちは黒のメルセデスに何人かの女の子と乗り込んで消えていった」

 開幕前とはいえ、プロとしてあまりに常軌を逸した振る舞い。アーセナルの面々への非難は避けられないだろう。

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