【プレミアリーグ展望】希望は絶好調のアザール。チェルシーは王者マンCの進撃を止められるか!?

2018年12月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

直近2試合で2発のロフタス=チークも鍵を握る⁉

出場停止/チェルシー=なし マンC=なし
故障者/チェルシー=モーゼス(MF) マンC=ブラーボ(GK)、マンガラ(DF)、メンディ(MF)

 いまだ無敗(13勝2分け)で首位を快走する絶好調のマンチェスター・シティを、勝点10差で4位につけるチェルシーが本拠地スタンフォード・ブリッジで迎え撃つ。

 両チームともに志向するのは、ボールとスペースを支配して能動的に振る舞うアタッキングサッカーだ。最終ラインからしっかりパスを繋ぐビルドアップで少しずつ重心を押し上げて敵陣に人数を送り込み、ファイナルサードは単独のドリブルやコンビネーションを駆使した突破で敵陣に迫る。

 チームとしての完成度の高さは、在任3年目のジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンCが上だろう。

 膝の怪我で離脱しているケビン・デ・ブルイネがぎりぎり間に合わない見込みで、鼠径部を痛めているセルヒオ・アグエロもピッチに立てるか微妙な情勢ながら、インサイドハーフでは今シーズンに新境地を開いたベルナルド・シウバがデ・ブルイネの穴を埋めているうえ、1トップを務める可能性が高いガブリエウ・ジェズスも序盤戦こそ調子を落としていたが徐々に本来のキレを取り戻しつつあるだけに、攻撃力は維持されるはず。事実、プレミアリーグでは目下7連勝中と波に乗る。
 
 対するチェルシーは、開幕からほぼメンバーを固定して戦ってきた影響からか、チーム全体にやや疲労の色がうかがえる。ジョルジーニョやダビド・ルイスなど数人の主力を先発から外して臨んだ前節ウォルバーハンプトン戦も、先制しながら後半に2点を返されて手痛い逆転負けを喫している。

 その意味では、シーズン序盤戦こそ出番は散発的だったものの、少しずつチーム内での存在感を高めているフレッシュなルベン・ロフタス=チークを、あるいはこの大一番でも先発に抜擢するかもしれない。直近2試合で2ゴールと12月に入ってから好調だ。
 
 加えてチェルシーにとっての大きな希望は、エデン・アザールがハイパフォーマンスを維持していること。マンCの進撃を止めるには、この絶対エースの活躍が不可欠だ。
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