闘将シメオネ、アトレティコでの指揮が400試合に到達! 「全エネルギーを注ぎ終えるまでここにいたい」

2018年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「震えを覚えるし、感動する」

大台到達に喜びを表わしたものの、闘将は「考えているのは次のアラベス戦(リーガ15節)のこと」と、感傷に浸ることはなかった。 (C) Getty Images

 アトレティコ・マドリーは12月5日、コパ・デル・レイ(国王杯)4回戦の第2レグでサン・アンドレウに4-0と快勝し、2戦合計5-0で5回戦進出を決めた。
 
 ディエゴ・シメオネ監督にとって、この日はアトレティコで400試合目の指揮となる特別な一戦だった。クラブ公式サイトによると、ルイス・アラゴネスの612試合に続く、歴代2位の記録だ。
 
 400試合の内訳は、リーガ・エスパニョーラが265試合、チャンピオンズ・リーグ(CL)が59試合、国王杯が44試合、ヨーロッパリーグ(EL)が26試合、スーペルコパ(スペイン・スーパーカップ)が4試合、そしてUEFAスーパーカップが2試合となっている。
 
 これまで戦績は246勝89分け65敗で、勝率は61パーセントを上回る。シメオネ監督が就任してからの400試合で、アトレティコは683得点(1試合平均1.7得点)、286失点を記録した。
 
 2011-12シーズンの途中に就任したシメオネ監督は、1年目でELを制覇すると、翌シーズンに国王杯で優勝。13-14シーズンにはリーガを制した。CLでも2回決勝を経験し、7シーズンで獲得したタイトルは7つ。アラゴネスの6つを上回る、アトレティコのクラブレコードだ。
 
 スペイン紙『Marca』によると、シメオネ監督は「400試合ということを考えると、震えを覚えるし、感動するね。チームとしてクラブとして、向上を目指しつつあるアトレティコにいることができてとても嬉しい」と喜んだ。
 
「私の全てのエネルギーを注ぎ終わる日まで、一緒にいられることを願っている。このクラブには、まだ多くのエネルギーが必要だからね」
 
「(400試合を指揮してきて)最高なのは、アイデンティティーがあることだ。バルで働く人からクラブの職員まで、老若男女のファンでも、我々がどんなプレーをするか知っている。これはクラブとして、最も重要なことだ」
 
すでにアトレティコの伝説の指揮官とも言えるシメオネ監督。闘将とこのクラブの物語は、いつまで続くのだろうか。
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