「労いの言葉の1つもなかったことにはがっかり」名古屋退団の玉田、突然の解雇通告にショックを隠せず

2018年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とても刺激的な2年間でしたし、僕にとってすごくいい経験をさせて頂いた」ともコメント

非凡な足下のテクニックを駆使して攻撃の起点になっていた玉田(28番)。38歳ながら、その技術は少しもさび付いていない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 名古屋グランパスに所属する元日本代表のFW玉田圭司が、自身のSNSで名古屋退団を発表した。
 
 2006年の加入から足掛け11年に渡って名古屋でプレーした玉田は、2010年のJ1初制覇や2017年のJ1復帰に貢献。今季はリーグ戦24試合・3得点という記録を残し、クラブをJ1に残留させた。
 
 今季の名古屋は4節から14戦未勝利という未曽有の不振に陥ったが、その間も得点王のジョーらとともに味方を叱咤激励し、ベテランらしい落ち着いたプレーでチームを牽引していたのが玉田だった。本人も「このチームでは(攻撃の)"スイッチ"を入れるという役割をしなければいけないと思っていて、それはできていると思う」と一定の手応えは得ていただけに、今回のゼロ円提示にはショックを受けたという。
 本人は自身のインスタグラムで、「今シーズンで退団することになりました。あまりにも突然だったので正直、頭を整理するのに少し時間がかかりました…」とし、さらに「2014年に1度退団し、その2年後に帰ってきて名古屋グランパスに誠心誠意をもってやってきましたが、契約しないと伝えられた時には労いの言葉の1つもなかったことにはがっかりしました」と明かしている。
 
 とはいえ、現役続行には意欲的で「しかし、とても刺激的な2年間でしたし、僕にとってすごくいい経験をさせて頂いたと思っています。シーズン終了後に皆さんから来年度の僕のユニフォームを予約してくださったとの声を頂いて、来年にむけて頑張ろうと思っていたので、それを無駄にしないためにも前を向いていきたいです!ありがとうございます!」ともコメント。まだまだ闘志を失わない38歳は、来季に向けて新天地を探すことになりそうだ。
 
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