「交渉は最終段階に」 ポルトガル紙、中島翔哉のプレミアリーグ行きが間近と報じる

2018年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「交渉の最終段階」現地紙が報道

これまでもブンデスリーガやラ・リーガなどのクラブが興味を示しているとされていたが、プレミアでも中島の人気は高い。レスター、サウサンプトンに続き、今回ウォルバーハンプトンが新たな移籍先候補として浮上した。 (C) Getty Images

 森保ジャパンの新勢力として、2018年に大きく飛躍した中島翔哉。9月から11月にかけて行なわれた国際親善試合ではその能力を遺憾なく発揮し、突破力、積極的に仕掛けるドリブルや敵の意表をつくパス、シュートなどで国内外のサポーターを魅了している。

 所属するポルティモネンセでは2年目に突入し、先日のトンデラ戦では今シーズン5ゴール目を決めるなど好調を維持している。

 そんな活躍著しい中島だけに、トップリーグのクラブからの引き抜きの噂が絶えない。ポルトガル紙『BOLA』はあるクラブとの交渉が「最終段階に入った」と報じた。

「プレミアリーグのウォルバーハンプトンは、ショウヤ・ナカジマをポルティモネンセから雇う交渉の最終段階に入った。我々の取材では移籍金は2000万ユーロ(約26億円)だと言われており、いつでも支払われる用意があるようだ」
 中島の移籍先についてはこれまでに、プレミアリーグのレスター(岡崎慎司所属)、サウサンプトン(吉田麻也所属)のほか、ウクライナのシャフタール・ドネツク、ラ・リーガのセビージャ、ブンデスリーガのドルトムント、そしてポルトガル国内でも、ポルトやスポルティングなどが候補にあがっていた。

 今回報じられたウォルバーハンプトンは、現在イングランド1部リーグで14試合を消化し、4勝4分け6敗で13位(12月5日時点)。ポルトガル出身の監督ヌーノ・エスピリト・サント氏が率いており、ジョアン・モウチーニョやルイ・パトリシオなどポルトガル出身の選手が多く在籍している。

 また同クラブには、今夏にベンフィカからレンタルで獲得したメキシコ代表のラウール・ヒメネスも所属しており、同紙はこうしたポルトガルとの強いつながりがあることから、ウォルバーハンプトンとの交渉が有利に進んだとみているようだ。

 ポルティモネンセと中島は2020年まで契約を結んでおり、違約金は4000万ユーロ(約52億円)に設定されているだろうといわれていたが、最終的には2000万ユーロでまとまる見込みとのこと。

 クラブのゼネラルマネジャー(GM)を務める元浦和レッズのロブソン・ポンテ氏は、10月下旬の時点で同紙の取材に対し、「引き留めるのは難しいだろう。ただし放出するのは、我々がとてもはねつけられない理想のオファーが来たときだけだ」とコメントしていた。

『BOLA』紙は「とうとうその時が来た」とレポートしているが、はたして。
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