「メッシが5位? バカげている」 バルサの指揮官も“黄金のボール”のレース結果に不満

2018年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

モドリッチを祝うと前置きしながらも…。

バルサのバルベルデ監督はメッシがバロンドールを逃したこと、5位という結果に終わったことに不満を述べた。(C)Getty Images

 ルカ・モドリッチのバロンドール受賞が発表され、世界ではその是非が議論されている。

 2位に終わったクリスチアーノ・ロナウドの親族からは怒りの声が上がった。3位アントワーヌ・グリエーズマンは、ワールドカップ(W杯)を制したフランスの選手が選ばれなかったことに皮肉を述べている。
 
 リオネル・メッシがトップ3にすら入らなかったことも注目だ。過去10年にわたってC・ロナウドとバロンドールを分け合ってきたメッシは、これまで5度の受賞を誇る。昨シーズンもバルセロナのエースとして、ラ・リーガとコパ・デル・レイの国内2冠に貢献した。

 だが、そのメッシはバロンドールのレースで5位に終わった。スペイン紙『Marca』によると、バルサのエルネスト・バルベルデ監督はこの結果に、「モドリッチのことは祝うが…」と前置きしたうえで、こう話している。

「賞の一貫性がないかどうかについては評価しない。それを説明しなければいけないのは私ではないからね。これに関してはそれぞれの意見というものがある。我々としては(メッシの5位は)バカげているがね」

 一方で、バルサに所属するクレマン・ラングレは、『Radio Barcelona』の取材に対し、「サッカー選手としてメッシ以上の選手はいない。でも今年は、モドリッチや他のフランスの選手たちも賞に値した」と述べた。
 
「ベストの選手をひとり選ぶならメッシ。それは僕の中で揺るがない。でも、フランスの選手たちはW杯で見事だった。モドリッチはW杯で決勝にたどり着いたし、チャンピオンズ・リーグで優勝している。素晴らしい選手だ。彼もバロンドールにふさわしいと思うよ」

 もっとも重視すべきはW杯での成績なのか、CLなのか、それとも個人のパフォーマンスだけを評価すべきなのか。バロンドールや「世界最高」の称号を巡る議論は、今後も決して絶えることがないだろう。
 
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