「サウサンプトンのスカウトが見守っていた」トンデラ戦の中島翔哉、ポルトガル2紙でベスト11に選出!

2018年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「実力は疑いようがない」と太鼓判

サウサンプトンのスカウトが見守る試合で結果を残した中島。日本代表としては来年1月からのアジアカップ招集も予想されているが…。 (C)Getty Images

 ポルトガル・リーグのポルティモネンセに所属する中島翔哉。先日のトンデラ戦で、今季5ゴール目を決めるなど活躍し、3-2の勝利に貢献。ポルトガルの全国紙『Record』、ポルトガル・メディア『Goal Point』が第11節のリーグベスト11に選出した。

 ポルティモネンセは開始15秒で失点するという低調な滑り出しだったが、中島が敵陣で倒されPKを獲得。その後に中島自身のゴールも加えて畳みかけ、前半だけで3-1に。後半に1点を返されるも、そのまま逃げ切った。

 中島の働きぶりを、『Goal Point』は「優れた実力を証明している」と高く評価した。

「疑うべくもなく、このリーグにおける偉大な実力の持ち主だ。トンデラ戦では5本のシュートを放ち(うち3本が枠内)、日本人選手は優れた実力を見せつけた。ショウヤは2本の決定的なパスを通し、ドリブルで2回駆け上がり、そして11回にわたってポゼッションの回復に成功している」

 また、全国紙『Record』も、ジャーナリストたちが毎節選出しているベスト11に中島をピックアップ。さらに、このトンデラ戦を「サウサンプトンのスカウトが観察していた」と報じている。

「イングランドのクラブは月曜日にマーク・ヒューズ監督を解任。後任にはラルフ・ハーゼンヒュットル(2016-18シーズンのRBライプツィヒ監督)が有力候補に挙がっているといわれている。

 しかし、この大きな変化においてセインツ(サウサンプトンの愛称)が中島に対する関心を冷やすことにはならなそうだ。今季プレミアリーグで1勝しか挙げておらず、下位から数えた方が早いサウサンプトンにおいて、攻撃陣はクラブの欠点のひとつであることに変わりはない。事実、トンデラ戦にはセインツのスカウトが訪れていた。

 ウクライナのクラブ、シャフタール・ドネツクが移籍金1000万ユーロを用意して獲得に乗りだし、首脳陣に拒否されたということも噂されたが、セインツには移籍金1700万ユーロを用意する可能性がある。1500万ユーロ以上を支払えるクラブとのやり取りはセインツが初めてのはずだ」

 もちろん移籍に関しては噂であり、中島が今冬もしくは来夏に新天地を求めるかどうかは現時点では不明。ただ、監督交代が報じられた吉田麻也が所属するサウサンプトンからは、引き続き興味を持たれていることは間違いなさそうだ。

 ポルティモネンセは次節、アウェーで強豪ポルトと対戦する。スポルティング戦に続き、中島が実力を示せるかどうか注目される。

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