バロンドールでも4位! 「コパ・トロフィー」受賞の“神童”エムバペ、壮大な目標を掲げる

2018年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

バロンドールでも4位入賞した19歳の神童

「今後、すべてのトロフィーを獲得していきたい」というエムバペ。それも納得させられるほどの存在感を放っている。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間12月3日、フランス誌『France Football』は、今年から新設された「コパ・トロフィー」の受賞者を発表した。

 対象者は、欧州のクラブで活躍する21歳以下の選手。トロフィー名は、1950年代にレアル・マドリーで活躍し、1958年のバロンドール受賞者でもあるフランス代表往年の大スター、レイモン・コパに由来する。

 今回新設された"若手版"バロンドールを手にしたのは、フランス代表のキリアン・エムバぺだ。

 12月20日にようやく20歳となるフランスの超新星は、今夏に開催されたロシア・ワールドカップの準々決勝でメッシ率いるアルゼンチンと対戦し、若さと脚力を活かした鮮烈な2ゴールを決め、世界にその名を轟かせた。フランスの優勝に貢献、所属クラブのパリSGでの活躍も高く評価されている。

 受賞したエムバペは、「偉大な賞を手にすることができてとても嬉しい。今年は非常に印象深い年になりました。クラブ(パリSG)とフランス代表のチームメイト、コーチたちに感謝しています。ロシアW杯での経験は、人生で決して忘れることはないと思います。この賞に値するような活動をしていかなければと思っています」とコメントした。

 そして、次こそはバロンドールか? という問いかけには、「(バロンドールだけではなく)すべてのトロフィーを掲げることが目標です。それを達成することはとても大変なことだし、チームメイトとの助け合いがなくては達成できないことです」と答えている。

 その後に発表されたバロンドールの最終投票順位でも4位に食い込んだエムバペ。早くも世界最高の選手の勲章に手に届きそうなところまで来ており、何とも末恐ろしい存在だ。

 また、惜しくも2位で受賞を逃したクリスティアン・プリシッチは授賞式後、自身のSNSを更新。「ノミネートされたことを光栄に思う。すべてのチームメイト、ファンに感謝している。あなた方なしでは達成できなかったことだ」と発信した。

 なお、日本から唯一ノミネートされていた堂安律は9位だった。最終順位は以下の通り。

【コパ・トロフィー 最終順位】※順番は公式発表に準ずる
1位 キリアン・エムバペ(パリSG/フランス代表/FW)
2位 クリスティアン・プリシッチ(ドルトムント/アメリカ代表/MF)
3位 ユスティン・クライファート(ローマ/オランダ代表/FW)
4位 ロドリゴ(サントス/ブラジル国籍/FW)
5位 ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン/イタリア代表/GK)
6位 トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール/イングランド代表/DF)
7位 パトリック・クトローネ(ミラン/イタリア代表/FW)
8位 フセム・アウアー(リヨン/フランスU-21代表/MF)
9位 堂安律(フローニンヘン/日本代表/MF)、アマドゥ・ハイダラ(ザルツブルク/マリ代表/MF)
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