「何の問題もないだろう」 低調ドイツはEURO2020予選でオランダと同組も、指揮官は本大会行きに自信!

2018年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

NLを振り返り「同じことを繰り返してはならない」

ロシア・ワールドカップ、そしてNLでの失敗で、風当たりが強くなる一方のレーブ監督だが、来年3月からの予選でチームを立て直せるか。写真は9月のイベント出席時。 (C) Getty Images

 12月1日、EURO2020の予選組み合わせ抽選会がアイルランド・ダブリンで行なわれ、加盟55か国(協会)が、以下のように10のグループに分けられた。
 
◇グループA
イングランド、チェコ、ブルガリア、モンテネグロ、コソボ
◇グループB
ポルトガル、ウクライナ、セルビア、リトアニア、ルクセンブルク
◇グループC
オランダ、ドイツ、北アイルランド、エストニア、ベラルーシ
◇グループD
スイス、デンマーク、アイルランド、ジョージア、ジブラルタル
◇グループE
クロアチア、ウェールズ、スロバキア、ハンガリー、アゼルバイジャン
◇グループF
スペイン、スウェーデン、ノルウェー、ルーマニア、フェロー諸島、マルタ
◇グループG
ポーランド、オーストリア、イスラエル、スロベニア、マケドニア、ラトビア
◇グループH
フランス、アイスランド、トルコ、アルバニア、モルドバ、アンドラ
◇グループI
ベルギー、ロシア、スコットランド、キプロス、カザフスタン、サンマリノ
◇グループJ
イタリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、フィンランド、ギリシャ、アルメニア、リヒテンシュタイン
 
 各グループで総当たりのリーグ戦が行なわれ、上位2か国が2020年6月12日~7月12日まで欧州12都市で開催される本大会(決勝はロンドン・ウェンブリー)への出場権を獲得する。
 
 残り4つの枠は、先月、グループラウンドが終了した第1回UEFAネーションズ・リーグ(NL)で各リーグ・グループの首位に立った16チーム(すでに予選突破の場合は下から繰り上げ)が4つのグループに分かれてトーナメントを行ない、それぞれを勝ち抜いた4か国に与えられる。
 
 今回の抽選会で最も注目されたのは、シードから漏れたドイツがどのグループに入るかだったが、グループCに組み込まれ、NLで対戦して1分け1敗と負け越した相手であるオランダと、再び対峙することとなった。
 
 この結果についてドイツのヨアヒム・レーブ監督は、以下のようにこの組み合わせに対する印象を語っている。(『Bild』より)
 
「言うまでもなく、オランダは手強い相手だ。彼らのことはよく知っている。グループ全体を見ても、簡単な戦いとはならない。しかし、2位までが予選を突破できるということで、オランダと我々がその候補と言える。他の相手(北アイルランド、エストニア、ベラルーシ)を見ても、何の問題もないだろう」
 
 我々は予選突破に自信を持っており、それができるということを示したいと思う。50以上の国が24の枠を争う予選はとても難しいものだが、我々やオランダにとって、この組み合わせは満足のいくものだ」
 
 楽観的な展望のレーブ監督だが、最下位に終わったNLについては「低調なスタートを切ってしまった」と振り返り、「今回は同じことを繰り返さないようにしなければならない」と気を引き締めた。
 
 レーブ監督とともに抽選会に出席したサッカー連盟のラインハルト・グリンデル会長も、「オランダ戦は試金石となるが、組み合わせを見れば、我々は予選を突破しなければならない」と、本大会行きは義務であるとしている。
 
 欧州の頂点を懸けての最初の関門を突破するための戦いは、来年3月21日から始まる。
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