27歳のインテル会長が示したクラブへの愛と誇り――元職員へのメッセージに「いいね」殺到!

2018年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「インテルは永遠に君の家であり、君の盾だ」

クラブ愛を随所で表わし、インテリスタからの支持を勝ち取っている若きプレジデント。写真右はハビエル・サネッティ副会長。 (C) Getty Images

 27歳の若さにして名門インテルの会長を務めることは、容易ではないだろう。だが、スティーブン・チャン会長は、インテリスタの心を掴む術に長けているようだ。
 
 オーナーである「蘇寧グループ」会長の息子であるスティーブンは、12月1日に自身のインスタグラムで、ひとりの男性がスタジアムのピッチに跪いてキスをしている写真を公開した。この男性、先日クラブを退団した元職員という。
 
 スティーブン会長は、「今週、我々の若き同僚のひとりが、国外でキャリアを積もうとインテルを離れた。この写真は、インテル職員としてのラストゲームが終わった時のものだ。彼はインテルのアンバサダーとなり、どこへ行ってもインテルの心を持ち続けてくれると確信している」と述べた。
 
「人は私に、『なぜインテルなんだ?』と問う。この写真が答えではないだろうか。インテルは、人々と世界にとって大きな意味を持っている。大勢のポジティブなエネルギーと、大きな情熱を代表しているからだ」
 
「我々は団結したグループで、しっかりと協力している。そして世界に、タレントとリソースを輩出するプラットフォームであることを誇っている。我々の従業員たちは、この社会をより良い場所にしようと、世界中で勤勉に働いているのだ」
 
「フランチェスコ、幸運を。インテルは永遠に君の家であり、君の盾だ。我々は君の一部とともに、ピッチ内外で戦い続けるよ」
 
 インテルという名門を率いる会長としての、クラブへの愛情と誇りを感じさせるメッセージには、3万以上の人々から「いいね」が寄せられた。
 
 蘇寧グループがオーナーとなってから、2シーズンでチャンピオンズ・リーグへの復帰を決めるなど、名門復活を感じさせているインテル。若き会長のリーダーシップの下で、ルチアーノ・スパレッティ監督のチームは、どこまで飛躍できるだろうか。
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