「もはやテロリストだ…」「この国は病んでいる」少女のお腹に発煙筒を巻くリーベル・サポの衝撃映像が物議を醸す

2018年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

バス襲撃騒動の裏で行なわれていた愚行

特殊警備隊が厳重警戒にあたるなど、試合当時のモヌメンタルにはサッカーの試合会場とは思えない異様な光景が広がっていた。 (C) Getty Images

 現地11月24日に開催予定だったボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートによるコパ・リベルタドーレス決勝の第2レグは、後者のサポーターが前者のチームバスを試合前に襲撃。複数の負傷者を出したために延期となり、いまだ開催の目途が立っていない状況にある。

 現地27日に両軍、そして南米サッカー連盟(CONMEBOL)の各会長による会談が行なわれる予定だが、ボカが今大会中に2つの規則を違反していたリーベルに制裁を下すよう求めていることもあり、容易に事が運ぶとは考えにくい。

 大きな物議を醸したリーベル・サポーターによる蛮行だが、彼らはそれ以外の場所でも問題となる行動を起こしていたようだ。アルゼンチンの全国紙『Ole』が報じているのはショッキングな映像だ。

 その映像に映っていたのは、リーベルのユニホームを来た女性が、子どものお腹にテープで発煙筒を巻き付けているという戦争を想起させるような恐ろしいもの。『Ole』は、「我が国は精神病に犯されていて、事態は深刻である。この女性は、少女の身体に爆発しかねない大量の発煙筒を仕込んだ。もはやテロリストだ」と綴っている。

 同紙によれば、地元警察は映像解析から彼女の身元を割り出してすでに逮捕したという。その動機については、「スタジアム内に発煙筒を持ち込むためにこのような行動をしたと考えられている」と伝えている。

 なお、同国の法律では、子どもの命を危険に晒した行為に対しては最大懲役6年が言い渡されるというが、それが肉親であった場合はより罪は重くなり、プラス2年の実刑判決が下される可能性もあるという。

 今回の騒動で国内のサッカー界の闇を全世界に露呈し、大バッシングを浴びることになったアルゼンチン。動画の少女のような荒みきった状況が一日も早く改善されることを祈りたいが……。

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