イニエスタが日本での半年間を回想。とりわけ印象深かったのはファン大熱狂のゴラッソ!!

2018年11月27日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「本当はデビュー戦と言いたいところだけど」

合同インタビューに臨んだイニエスタ。日本での生活を振り返った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 アンドレス・イニエスタがヴィッセル神戸にやってきて、約半年が経つ。この世界的クラッキは、「自分にとって大きな変化でした。ここまでの時間はすごく濃厚なものだった」と、日本での生活を振り返る。


 特に印象深い試合として挙げたのが、21節のジュビロ磐田戦だった。

「このクラブに来てから、いろんな勝利や敗北を経験してきた。本当はデビュー戦と言いたいところだけど、負けてしまったのでビターな思い入れではあります。そう考えると、一旦スペインに帰ってから戻ってきた時の最初の試合。自分の初ゴールをファンの前で決められた、あの試合かなと思います」

 磐田をホームのノエビアスタジアムに迎えた一戦。イニエスタは15分に特大のインパクトを放ってみせる。ルーカス・ポドルスキのパスから鮮やかなターンでDFを置き去りにすると、軽やかなドリブルでGKもかわして決めたゴールは、まさにワールドクラス。日本のサッカーファンが熱狂したシーンは、やはりイニエスタにとっても思い出深いものだったようだ。

「これからも、自分がまず誰よりも日々激しく練習に挑んで、このチームをより高みに連れていきたい。今ここ数週間のチームのフィーリングはすごく良いものなので、来年に向けて、より良い結果をファンのみなさんにお届けできると伝えたい」

 日本での挑戦に依然として強い熱意を燃やし続けているイニエスタ。今後も極上の輝きで、Jリーグを盛り上げてくれるだろう。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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