「真実を知っていれば、ウソを恐れることはない」 S・ラモスが自身のドーピング騒動に言及

2018年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1か月半前に『ニュースを出す』と脅してきた」

ドーピング疑惑を正式に否定したS・ラモス。(C)Getty Images

 レアル・マドリーのセルヒオ・ラモスを巡るドーピング騒動から一夜明け、本人が問題に言及した。

 ドイツ誌『Der Spiegel』は11月23日、S・ラモスとドーピングを巡る過去のふたつの疑惑を報じた。

 ひとつは、2017年のチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝。申告がなければ処分に値する物質の陽性反応が出たが、マドリーが炎症を抑えるために選手に投与した薬の名前を間違えて申告したと釈明。これをUEFAが認めたとされている。

 もうひとつは、今年4月のマラガ戦。こちらは、S・ラモスが検査の前にシャワーを浴びる規則違反があったと伝えられている。
 
 同日、マドリーは公式声明で不正を否定していたが、S・ラモス本人も25日のエイバル戦後、「非常に難しい問題だ」と言及。「弁護団と自分を守らなければいけない」と潔白を主張した。(『ESPN』より)

「自分はキャリアを通じて250~300回のドーピング検査を受けてきた。一度も違反したことはない。話すべき人たちが僕の違反はなかったと言っているのだから、僕はとてもリラックスしている」

 S・ラモスは同日、自身のSNSで声明も発表し、改めて不正を否定。マラガ戦のケースについては、遠征から戻るチームの移動時間に限りがあることから、検査担当者が立ち会ってシャワーを浴びることが許されたと説明している。また、CL決勝のケースについては、「通常の治療を受けただけ」とし、「この件は明らかにされ、正式に解決している」と強調した。

『ESPN』によると、S・ラモスは「彼らは1か月半前に『ニュースを出す』と脅してきた。真実を知っていれば、ウソを恐れることはない。遅かれ早かれ、ニュースが出回ることは知っていた」ともコメント。自身の名を汚すのは許さないとし、しかるべき対応を取ることを示唆している。

「僕のイメージやプロとしての名声を貶めようとするものだ。僕ら全員、自分の行動の結果は受け入れなければいけない」
 
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