東京Vが11年ぶりのJ1復帰に一歩前進!数的不利を撥ね返し、大宮を1-0で下してプレーオフ1回戦を突破

2018年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

セットプレーから平が値千金の決勝点

前線で身体を張った林陵(11番)。菊地(5番)とのマッチアップは見ごたえがあった。(写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1参入プレーオフ1回戦]大宮0-1東京V/11月25日(日)/NACK5
 
 J1参入プレーオフ1回戦の大宮アルディージャ対東京ヴェルディが25日、NACK5スタジアム大宮で行なわれ、1-0で東京Vが勝利。プレーオフ2回戦に駒を進め、08年以来、11年ぶりとなるJ1復帰に一歩前進した。
 
 前半は東京Vの守備が機能。大宮の2トップ(大前元紀、マテウス)を封じつつ、相手にボールを持たれても素早く攻守を切り替えて付け入る隙を与えない。セカンドボールもしっかりと抑え、ペースを握ったまま前半を終えた。
 
 しかし迎えた59分、大宮ゴール前での競り合いでマテウスを倒した内田達也が2枚目の警告を受けて退場。東京Vは数的不利を強いられる。それでもアウェーチームは果敢に仕掛け、直後の60分には左サイドの香川勇気がドリブル突破でシュートチャンスを創出。さらに香川は、直後のCKでもバーをかすめる惜しいヘディングシュートを放った。
 
 一方、数的優位に立った大宮は徐々に前線からのプレスの圧力を高め、東京Vのゴールに迫っていく。68分には三門雄大が高い位置でボールを奪ってマテウスにつなぎ、マテウスがエリア内に侵入して豪快にシュートを放った。
 
 そんな拮抗した試合が動いたのは、71分のこと。先制したのは東京Vだった。左サイドで香川が仕掛けて獲得したFKのチャンスで、佐藤優平がクロスを供給。中央で競り勝った平智広が、値千金のヘディングシュートを沈めた。
 
 東京Vは73分にFWの林を下げ、DFの若狭大志を投入して守備固めに入る。その後は大宮の猛攻を受けて守勢に回るも、試合終盤にはその若狭が決定的な相手のシュートをゴールライン上でクリア。アディショナルタイムにもピンチを迎えたが、相手のシュートがポストに当たる幸運にも恵まれ、1-0で勝利を手にした。
 
 プレーオフ2回戦は12月2日に行なわれ、勝った東京Vは横浜FCとニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。
 
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