大迫勇也の先発起用にブレーメン指揮官は慎重と地元紙が報じる…「疲労は悩みの種だ」

2018年11月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

連戦が続く大迫の疲労を懸念

ブレーメンではツートップの一角からトップ下まで、幅広く担当している大迫。日本代表にも欠かせない存在なだけに、疲労による怪我などのリスクは避けたいところだが……。 (C) Getty Images

 11月シリーズの日本代表戦を終え、大迫勇也はブレーメンに復帰。25日に敵地で行なわれるフライブルク戦に備えているが、指揮官は「先発で起用するかは検討中だ」とコメントした。

 これは、ブレーメンの地元紙『Kreiszeitung』が報じたもので、フロリアン・コーフェルト監督は11月23日(現地時間)の会見で、大迫の起用について言及している。

「当たり前のことだが、時差が生じる距離を、長時間飛行機に乗って移動することは、選手の"フレッシュさ"を向上させることにはならない。ユウヤと会って、元気そうに見えたが、今日(金曜日)のトレーニングは個別メニューにして、明日からチーム練習に合流させる。

 フライブルク戦の遠征メンバーには入れるつもりだが、どれだけ疲労が回復しているかは見極めが難しい。彼と話し合っているところだ」

 大迫はこれまで、11月の代表ウィーク直前に行なわれた第11節ボルシアMG戦と第4節アウグスブルク戦を除く9試合に出場。合間に行なわれた10月、11月の日本代表戦の4試合にも、フルタイムではないがすべて出場している。

 ブレーメンは現在リーグ7位につけ、勝点は17。4位のフランクフルト(20)から6位のホッフェンハイム(19)とは、勝点3差以内で競り合っている。

 同紙は、「シーズン折り返し時に少しでも上を目指すためには、ベストメンバーで試合に臨みたい。幸いにして、ケガで不在だったクラウディオ・ピサーロとマックス・クルゼは、今週末に戻ってくる見込みだ。だが選手の疲労は、コーフェルト監督を悩ませていることだろう」と綴っている。

 ブレーメンはフライブルクと対戦後、12月1日にはホームでバイエルンと対戦。その後もシーズン折り返しとなる第17節が行なわれる12月22日まで連戦が続く。大迫が現状チームに欠かせない存在だからこそ、指揮官も苦慮しているようだ。
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