欧州5大リーグ、選手の平均年齢がもっとも高いのはセリエAでもプレミアリーグでもなく…

2018年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

平均27.34歳のラ・リーガは欧州30リーグでも6番目に高齢。

主力の高齢化が叫ばれるバルサは平均27.99歳。マドリーも27.90歳と、ともにリーグの平均を上回っている。(C)Getty Images

 スイスを拠点とするサッカー関連調査機関の『CIES Football Observatory』のデータとして、スペイン紙『Marca』が伝えたところによると、欧州5大リーグでもっとも平均年齢が高いのはラ・リーガだという。

 セリエA(27.26歳)、プレミアリーグ(27.08歳)、リーグ・アン(26.30歳)、ブンデスリーガ(26.09歳)に対し、ラ・リーガの平均年齢は27.34歳。欧州の30のリーグの中でも上から6番目の数字だ。ちなみに、トップ5に入るのはトルコ(29歳)、キプロス(28.35歳)、ロシア(27.97歳)、ギリシャ(27.64歳)、ハンガリー(27.57歳)となっている。逆にもっとも若いのは、25歳のウクライナ・リーグだった。
 
 ラ・リーガのクラブ別に見ると、"最年長"は28.82歳のエイバル。以下、エスパニョール(28.65歳)、セビージャ(28.27歳)、バルセロナ(27.99歳)、レアル・マドリー(27.90歳)、アスレティック・ビルバオ(27.76歳)と続く。アトレティコ・マドリーは26.87歳で14番目だ。

 もっとも平均年齢が低いのは、25.67歳のレアル・ソシエダ。これにバレンシア(26.54歳)、セルタ(26.63歳)、アラベス(26.78歳)、ジローナ(26.81歳)と続き、乾貴士が所属するベティス(26.86歳)は6番目に若いチームだった。

 個人では、バジャドリーのボルハ・フェルナンデス、ビルバオのアリツ・アドゥリス、ベティスのホアキン・サンチェス、エスパニョールのディエゴ・ロペスが最高齢の37歳。ラージョ・バジェカーノのハビ・ゲラとホセ・アントニオ・ドラード、ヘタフェのホルヘ・モリーナが36歳でこれに続く。

 サッカーの世界で世代交代や若返りは欠かせない。だが、経験豊富なベテランもまた貴重な戦力となり得る。ラ・リーガの正守護神の中では最高齢となるD・ロペス(エスパニョール)は、「こういうコンディションの中で、ここまでたどり着くために長年ハードワークをしてきた。続けていかなければいけない」と述べた。

「大事なのは年齢じゃないんだ。ピッチでのパフォーマンスこそが大切なんだよ」
 
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