【移籍市場超速報】「ターラブトは安売りしない」とQPRのレドナップ監督。マリンはフィオレンティーナのメディカルチェック

2014年08月12日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

中盤の補強に奔走するナポリのターゲットにさらに――。

「それなりの移籍金が必要だ」と、ミラン側を牽制するレドナップ監督。ターラブトを巡り駆け引きが続く。 (C) Getty Images

【QPR】レドナップ監督「ターラブトの移籍にはそれなりの移籍金が必要」
 
 QPRのハリー・レドナップ監督は、ミランへの完全移籍を希望しているアデル・ターラブトについて次のようにコメントしている。
 
「ターラブトの去就がどうなるかはわからない。ずっとトレーニングをしておらず、現時点ではトップフォームからほど遠いコンディションにある。移籍したいということだが、そのためには正しい移籍金を支払ってもらう必要がある。安値で出て行くことはあり得ない」
 
【フィオレンティーナ】マリンがフィレンツェでメディカルチェック
 
 ドイツ代表MFマルコ・マリン(チェルシー)は8月11日、フィレンツェを訪れて市内のカレッジ病院でメディカルチェックを受けた。チェルシーとフィオレンティーナの交渉はすでに合意に達していると見られ、12日にも公式に移籍が発表される見通しだ。
 
【ナポリ】中盤の新戦力候補にオランダ代表デグズマンも浮上
 
 マルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)を筆頭に数多くの名前がリストに上っているナポリの中盤補強。新たに浮上したのが、オランダ代表のジョナサン・デグズマンだ。2年間のレンタルを終え、今夏にスウォンジーからビジャレアルに復帰している。ナポリとパリSGが対戦した8月12日の親善試合には、デグズマンの代理人ヤン・デフィッサーの姿があった。
 
【レアル・マドリー】今日カーディフでUEFAスーパーカップ
 
 昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ王者レアル・マドリーは、8月12日にウェールズのカーディフで開催されるヨーロッパリーグ王者セビージャとのUEFAスーパーカップに向けて現地入りした。招集メンバー22人は次の通り。
 
GK:カシージャス、ナバス、パチェコ
DF:ヴァランヌ、ペペ、S・ラモス、コエントラン、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:ケディラ、クロース、ハメス、ベイル、シャビ・アロンソ、モドリッチ、ディ・マリア、イスコ、イジャラメンディ
FW:C・ロナウド、ベンゼマ
 
【本日の公式発表】(順不同)
エリアキム・マンガラ(ポルト→マンチェスター・シティ)
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
 
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