ドルトムントの香川真司が11月16日（現地時間）、３部リーグ所属ロッテとの親善試合に先発出場。チームは３-２で勝利し、香川は３ゴールすべてをアシストする活躍を見せた。

　香川のほか、パコ・アルカセルやマキシミリアン・フィリップ、マリオ・ゲッツェらも出場した一戦、45分に香川が中央でDFを２人かわしてゴール前にスルーパスを通し、これを受けたパコが冷静に蹴り込んで先制。だが、後半開始早々50分に１点を返され、63分には２点目を許し、リードされる展開となる。

　しかし、ここで再び香川がチームを鼓舞するプレーを披露。途中出場したアレクサンダー・イサクが、ゴール前で粘った香川からのパスで２点目を決める。

　そして試合終了直前の89分には、ボックス中央から香川が左サイドにボールを展開すると、駆け上がったイェレミー・トリャンが角度のないところからゴールを決め、３-２と勝利を収めた。

　香川は先日もU23チームに参加してオスナブリュック戦に出場し、４アシストという記録を残している。

　リュシアン・ファーブル監督による「試合勘を取り戻すための処置」で下部チームとの試合に出場した香川が、立て続けに結果を出したことについて、ドルトムントのサポーターからは「これぞ香川！」という称賛の声も上がっている。

　負傷後は長らくトップチームを離れている香川だが、身体のキレは徐々に取り戻しつつあるようだ。気合を入れるためか、ヘアスタイルも一新。インターナショナルウィークで中断しているブンデスリーガは、11月23日（現地時間）にアウェーで行なわれるマインツ戦で再開されるが、ここで香川の勇姿を見ることはできるだろうか。