「来年のラグビーW杯は大丈夫?」日本vsベネズエラ戦の“大渋滞”に米大手メディアから危惧の声

2018年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「攻撃の勢いが凄まじい!」と森保ジャパンを絶賛!

きわめて短いアップ時間だったにもかかわらず、日本とベネズエラの両代表チームはのっけからアグレッシブな攻防戦を繰り広げた。堂安(右)も切れのある動きを連発。(C)SOCCER DIGEST

 金曜日夜に大分で開催された日本代表vsベネズエラ代表の一戦は、1-1の痛み分けドローに終わった。前半は15分すぎから一気呵成の攻勢に出た日本がペースを握り、酒井宏樹の代表初ゴールで先制に成功するが、後半は緩やかにアウェーチームに流れを掴まれてしまう。終盤に酒井のファウルでPKを献上し、同点とされてタイムアップ。新チーム発足からの4連勝はならなかった。

 このゲームを電子版で速報したのが、米大手ネットワークの『ESPN』だ。「トーマス・リンコンの終盤のPKで、ベネズエラが日本戦をドローに持ち込む」と題し、詳報している。

「互いに攻め合う素晴らしい前半戦だった。日本は小柄なショウヤ・ナカジマ(中島翔哉)が立て続けにビッグチャンスを掴み、フリーキックで先制点をお膳立てした。彼がふわりと浮かせたボールに呼応したのはヒロキ・サカイ。ベネズエラのキーパー、ラファエル・ロモも阻止不能なフライングボレーだ。マルセイユDFにとっては49試合目にして初の代表ゴールとなった」

 同メディアがあらためて称えたのが、日本の攻撃力だ。「日本代表と言えば堅実な守備をベースに戦うイメージがあるが、いまはまるで違う。ハジメ・モリヤス(森保一)監督の下、なによりも印象的なのは攻撃の凄まじい勢いだ」と舌を巻く。

 しかしながら後半については、「日本はテンポが落ちて、ベネズエラが主導権を奪い返した」と報じ、「サカイは主人公から悪役に転じてしまった。痛恨のファウルでPKを献上してしまったからだ」と伝えている。

 
 そして最後に触れたのが、試合前の大分スポーツ公園総合競技場で起こった大渋滞について。日本代表を乗せたバスがこれに巻き込まれ、試合開始の40分前に到着するドタバタで、多くのサポーターがキックオフに間に合わない事態となったことも書き綴った。「ひどい渋滞によって大きな影響が出た。チームもサポーターも足止めを食らってしまったのである。4万人収容の大分ドームは市の中心から10キロも離れた場所にある」と説明したうえで、こう論じている。

「潜在的に心配されるのは、やはり来年のラグビー・ワールドカップでの再発だ。大分では大会を通じて6試合が開催される予定で、そこにはふたつの準々決勝が含まれている」

 自然渋滞に降雨、事故が絡んだハプニングだったとはいえ、来夏にビッグイベントを控えるなかで「対策は万全なのか?」と、海外メディアが問いかけた格好だ。なお『ESPN』は、チームバスが通れるように尽力してくれたファンや関係者に森保監督が謝意を示したことも、丁寧に紹介している。

【日本代表PHOTO】日本1-1ベネズエラ|酒井宏樹が代表初ゴールもPKで失点。森保ジャパン連勝を「3」でストップ
 
【日本代表PHOTO】日本×ベネズエラ戦の女子サポーターたち!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事