NLではベルギーがアイスランド撃破で勝ち抜けに王手、親善試合ではドイツがロシアに3発快勝!【各国代表戦】

2018年11月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

NLでは新たな昇降格チームが続々決定!

アザールはチャンスを作り、先制ゴールの起点に。ともにスタメンに名を連ねた弟トルガンも、2点目のゴールに絡んだ。 (C) REUTERS/AFLO

 11月15日(現地時間)、代表ウィークとして世界中では、国同士の多くの戦いが繰り広げられた。
 
 欧州では、公式戦のUEFAネーションズ・リーグ(NL)で、各リーグ各グループで全9試合が行なわれている。
 
 リーグAグループ4では、スペインがクロアチアに勝てばトーナメント・ラウンド進出を決められるところだったが、シーソーゲームの末に後半アディショナルタイム、ブレカロのカットインからのシュートをGKデ・ヘアが弾いたところをイェドバイに詰められ、この大会2敗目を喫した。
 
 クロアチアは前回対戦での歴史的大敗(0-6)の雪辱を果たすとともに、勝点を4に伸ばしたことで、首位スペインとは勝点2差まで詰め、イングランドには同数で並んだ。18日は敵地でイングランドと最終戦を迎えるが、3チーム全てに首位の可能性があるという、注目必至の一戦となる。
 
 グループ2では、ベルギーがアイスランドを破り、勝点を9に伸ばした。前半は相手の粘りもあって無得点に終わったものの、65分にE・アザールの好パスからムニエが抜け出してクロス、これをバチュアイが押し込んで先制する。バチュアイは81分にもファナケンのダイレクトシュートを相手GKが弾いたところを詰め、勝利を確定させた。
 
 ここまで全勝のベルギーは、18日に勝点3差のスイスとアウェーで対戦。引き分け以上で勝ち抜けが決まるが、負けた場合は勝点で並ばれ、当該チーム同士の成績比較となる。ホームでの結果は2-1(勝利)のため、ベルギーはとにかくアウェーゴールを奪う必要がある。
 
 リーグBでは、グループ3が1試合を残して決着。オーストリアとのアウェーマッチをスコアレスドローで切り抜けたボスニア・ヘルツェゴビナが勝点を10まで伸ばして首位を決した。と同時に、オーストリアも勝点1を加えたことで、4差に広げられた北アイルランドは最下位でリーグC降格の憂き目に遭った。
 
 リーグCでも、グループ2のフィンランドが昇格を決めている。2位ギリシャとの勝点差は現時点で3だが、最終戦で勝点が並んでも、すでに終了している直接対決(1勝1敗)での合計スコアは2-1と、フィンランドが上回るためだ。また同グループでは、いまだ勝点1止まりのエストニアが降格となった。
 
 本日16日のNLは、リーグAグループ1のオランダ対フランス戦など、計7試合が行なわれる。
 
 続いて、国際親善試合も各大陸で幾つか行なわれている。
 
 主なところでは、ルーニーの代表引退試合となったウェンブリーでのイングランド対アメリカ戦。前半でリンガード、アレクサンダー=アーノルドのゴールでホームチームが2点を先取して迎えた後半、ルーニーは58分からピッチに登場して、最後の勇姿を披露した。イングランドは77分にもウィルソンが追加点を挙げ、3-0で勝利を飾っている。
 
 不調が続いているドイツは、今夏のワールドカップで旋風を巻き起こした開催国ロシアをライプツィヒに迎え、こちらも3-0で3試合ぶりの勝利を挙げた。
 
 ともにW杯時とは大きく顔ぶれを変えて臨んだ一戦、ドイツはニャブリのクロスをザネが押し込んで先制すると、CKでリュディガーが頭で落としたボールをジューレが流し込んで加点。さらに、ハベルツのスルーパスで抜け出したニャブリのゴールと、ホームチームは前半で大量リードを奪い、後半は選手交代を繰り返しながら、敵に得点を許さなかった。
 
 16日の国際親善試合は、大分での日本対ベネズエラ戦の他、ロンドンではブラジルとウルグアイが対峙し、アルゼンチンは自国コルドバでメキシコを迎え撃つ。
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