リバウド、新生マドリーで出場機会増のヴィニシウスについて「シーズンの最初からプレーすべきだった」

2018年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

新監督の適性判断は「困難に直面してから」

2週間で結果を残したソラーリ新監督(左)と、彼の下でトップチームに定着しつつあるヴィニシウス。新生マドリーを象徴するとも言える2人について、宿敵バルセロナで一時代を築いた元ブラジル代表のリバウドが語った。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーは11月13日、サンチャゴ・ソラーリ代行監督を正式に続投させることを発表した。
 
 就任から公式戦4連勝でマドリーを立て直しつつあるソラーリ監督だが、ジュレン・ロペテギ前監督との違いのひとつに挙げられているのが、18歳のヴィニシウス・ジュニオールの起用だ。
 
 鳴り物入りで加入したブラジルの新星は、ロペテギ政権下ではBチームを主戦場としていたが、ソラーリ監督になってリーガ・エスパニョーラ初得点やチャンピオンズ・リーグ(CL)でデビューを果たすなど、出場機会を手にしつつある。
 
 スペイン紙『Marca』によると、ブラジルの先輩リバウドは「シーズンの最初から定期的にプレーすべきだった」と述べている。
 
「ソラーリになって、チャンスが増えた。これからも、プレーする権利を手にして続けていくはずだ。素晴らしい選手であり、ピッチで見事なパーソナリティーを示している」
 
「まだ18歳と若い選手だが、それにもかかわらず見事に成熟していることを示しているよ」
 
 ヴィニシウスがさらに躍進できるかは、ソラーリ監督の指導にも懸かっている。トップチームでの経験が初の指揮官は、かつてのジネディーヌ・ジダンのように、このままマドリーを栄光へと導けるのだろうか。
 
 リバウドは、「4試合で4勝したことは、称賛すべきだ。だが、この勢いを肝となる時期まで繋げていけるかどうかは、まだ待たなければいけない。マドリーの指揮官としての彼の未来は、その時に決まるかもしれない」と述べた。
 
「重要な試合になると、困難が生じるものなんだ。そして、本当にクラブに適した指揮官かどうかが分かるのは、そういう時になってからなんだよ」
 
 ジダンの退任とクリスチアーノ・ロナウドの退団で新たに生まれ変わったマドリーは、シーズン序盤で深刻な不振に苦しんだ。ソラーリやヴィニシウスといったフレッシュな顔ぶれが加わった新生マドリーは、ここからどこまで巻き返していけるだろうか。
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