「カマダは我々にとって財産だ」初の1試合2発&通算8点目の鎌田大地をチーム主将が称賛、自身は仲間に感謝

2018年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

9戦8発と不動のクラブ内得点王、リーグでは4位タイに

先制点を決めた鎌田は2得点で勝利に貢献。前半にはオフサイドで取り消された“幻のゴール”も。 (C) STVV

 11月10日(現地時間)に行なわれたベルギーのジュピラーリーグ第15節、オイペン対シント=トロイデン(STVV)戦は4-1でSTVVが快勝した。

 オイペンからは豊川雄太、STVVからは日本代表に選出された遠藤航、冨安健洋、そしてここのところゴールを量産している鎌田大地がこの試合に名を連ねた。豊川、鎌田、冨安は先発出場、遠藤はベンチスタートとなった。

 試合は13分に鎌田が先制ゴール、56分にも追加点を挙げ、STVVの大勝に貢献している。ズルテ・ワヘレム戦に続くゴールで1試合で2ゴールは今季初。トータル出場時間9試合、518分で8ゴールを決めている。15節を終えたリーグ全体のゴールランキングでも上位に食い込む活躍ぶりだ。

 この快進撃にはベルギーメディアも注目しており、現地スポーツメディア『sporza』はこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに鎌田大地を選出し「STVVの前線で22歳の若き日本人選手がスパークしている」と絶賛。ゴール前の落ち着きや足元のテクニックは眼を瞠るものがあるようで、ベルギーの全国紙『HLN』も「オイペンの守備陣を置き去りにしたゴールは、尋常じゃない速さだ」と脱帽している。

 また、ベルギーのサッカー専門メディア『VOETBAL BELGIE』は、「夏の終わりにSTVVに加入したカマダは素晴らしい仕事をしている」と手放しで褒めたたえ、試合後のコメントとして、チームキャプテンであるジョーダン・ボタカが鎌田についてこう語ったと報じた。

「カマダは我々にとって財産だよ。望むべくはこのまま居座ってもらって、今日のようなゲームができれば、彼は毎試合ゴールを決めてくれるだろう」

 前線でコンビを組むヨアン・ボリ、中盤の要であるロマン・ベズスとのコンビネーションも試合を重ねるごとに良くなっている。鎌田自身は「ボリが動き回ってくれるからこそ自分がゴールできる」とこの試合で1得点を挙げたエースに感謝の意を述べている。

 STVVは次節11月25日(現地時間)、ホームにアンデルレヒトを迎える。その次もアントワープ戦と強豪との連戦が続く。代表ウィーク後の連戦、鎌田は再び実力を示すことができるだろうか。

次ページ【ハイライト動画】”幻のハットトリック”も! 鎌田大地の2ゴールはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事