STVVの鎌田大地が2ゴールと大暴れ! オイペン豊川雄太との「日本人ストライカー対決」を制す

2018年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

通算8ゴールで得点ランクの4位タイに浮上!

フィニッシュのシーンでの落ち着き払ったプレーが印象的だった鎌田。圧巻の2ゴールでSTVVの勝利に貢献している。(C)Getty Images

 現地時間11月10日に開催されたベルギーリーグ第15節、オイペン対シント=トロイデン(STVV)の一戦は、4-1でアウェーのSTVVが勝利した。

 オイペンの豊川雄太、STVVの鎌田大地による「日本人ストライカー対決」も注目されたこの試合だが、ほぼなにもできずに67分にベンチへ退いた前者に対し、後者は2ゴールを奪って勝利に貢献している。

 鎌田は13分、左サイドに流れたところからロマン・ベズスのスルーパスに抜け出してあっさり先制ゴールを奪うと、30分にも、右からのクロスを巧みに流し込む。この2点目はVARによりオフサイドの判定で取り消されたものの、ニアサイドの角度のないところから決めた実に難易度の高いゴールだった。

 正真正銘の2点目が鎌田に生まれたのは、55分だった。FKの場面で壁の裏に抜け出し、1点目と同様の形でふたたびゴールを陥れたのだ。

 この日本人FWの活躍でゲームの主導権を握ることに成功したSTVVは、DFのキャスパー・デ・ノレや、鎌田と前線でコンビを組むヨアン・ボリにもゴールが生まれ、4-1の大勝を飾っている。
 
 ベルギーでは自身初となる1試合・2ゴールをやってのけた鎌田は、得点の場面以外でも、前線を幅広くカバーしながらのスペースを作る動きと使う動きが巧みで、味方のサポートがなければ得意のダブルタッチを織り交ぜたドリブルで敵陣深くまで切れ込むなど、そのプレーのチョイスも完璧だった。

 STVVから11月の日本代表のメンバーに選出されたのは、この日もスタメン出場を果たし、危なげない守備を披露したDFの冨安健洋と、ベンチ入りしたものの出場機会のなかった遠藤航のふたり。鎌田にはまたしても声はかからなかった。

 だが、STVVでは6試合連続でスタメン出場を果たし、ここまでに出場した9試合で大量8ゴールを荒稼ぎしている鎌田。ベルギーリーグの得点ランキングでも、現地時間11月10日の時点でトップと2ゴール差の4位タイにつけるだけに、念願のA代表入りも時間の問題かもしれない。
 
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