昨年は号泣も…今年は連覇に涙なしの中村憲剛「去年は15年分の想いが爆発したが…」

2018年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

敗戦直後に優勝決定を聞かされ「まだ気持ちの整理がつかないですけど」

初優勝を飾った昨年は思いが溢れた中村だったが、今年は終始笑顔が見られた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ32節]C大阪2-1川崎/11月10日/ヤンマー長居
 
 川崎フロンターレの闘将に涙はなかった。
 
 アウェーでのセレッソ大阪戦で、川崎は1-2の敗戦を喫したものの、2位のサンフレッチェ広島が敗れたため優勝が確定。リーグ2連覇を達成した。
 
 優勝後、フラッシュインタビューを受けた中村憲剛は、敗戦直後の優勝決定に「まだ気持ちの整理はつかないですけど…」と言葉を濁しながらも、「連覇というのは5チームしか成し遂げていない偉業でもあるし、それをJリーグ後発組の川崎が成し遂げられたのはここ数年、この1年の積み重ねの賜物だと思う」と、連覇達成を喜んだ。
 
 昨年、最終節にホームで劇的な初優勝を飾った際には、ピッチ上で人目もはばからずに号泣した中村だが、今年は敗戦もあってか、終始冷静な表情を崩さなかった。
「去年は、僕自身としては15年分の、チームとしては20何年分の想いが等々力で爆発したんですけど、今年は泣いていないということは、今シーズンを通して(チームが)成熟してきた、強くなってきたということでもあると思う」
 連覇を達成したシーズンをそう総括した中村。またひとつ勲章を増やしたものの、「次に目指すのは3連覇。カップ戦もまだひとつも獲れていないし、まだまだやることはいっぱいある」と、2連覇を通過点に、これからも貪欲にタイトルを狙っていくつもりだ。

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