「彼は謙虚で高貴たる切り札」 オーストリア・メディアがELでハットトリック達成の南野拓実を絶賛!

2018年11月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

GS突破にチームを近づける大活躍ぶり!

5分、19分、45分と、前半だけで見事ハットトリックを達成した南野。まさに”爆発力”を発揮した。 (C) Getty Images

 11月8日(現地時間)、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ(GS)の第4節が行なわれ、グループBではレッドブル・ザルツブルクがローゼンボリに5-2と勝利を収めた。

 この試合でハットトリックを達成し、チームを勝利に導いたのが南野拓実。大活躍を披露した日本代表選手については、地元オーストリアメディア『LAOLA1』も賛辞を送っている。

「南野の素晴らしいパフォーマンスは、マルコ・ローゼ監督にとって何の驚きもなかったようだ。

 試合後、彼は南野について、『私は、自分のチームに所属する選手がどんなパフォーマンスができるのか把握しているし、時には指導者として素晴らしい幸運と栄誉を得ることがある。タキ(南野の愛称)は今日、とてもいいプレーをしてくれて、試合も素晴らしいものになったし、彼も報われたと思う』と語っている。

 また、"謙虚で高貴な切り札(ジョーカー)"である南野自身は、『今日の結果は僕自身にとってとてもよかっただけでなく、チームとして最大の成果だと思います。求められたらいつでも、持てる能力を発揮できるようにする。それが僕の仕事です』と語った」

 現在、南野は多くの試合に出場できるようにはなったが、"切り札(ジョーカー)"としての扱いでベンチスタートも多く、不動のレギュラーというわけではないのが実情だ。同メディアも、「この活躍で、ハネス・ヴォルフと競い合っている南野は"切り札"の役割から抜け出すのか?」と綴っている。

 この問いかけにローゼ監督は、「私はそこに問題があるとは思っていないし、共にチームにあることで、彼らはうまくやっていけると考えている」と、今後も臨機応変な起用を続けることを示唆した。

 南野の活躍により、ザルツブルクはGS突破までにあと勝点1というところまでこぎ着けたが、指揮官は「このグループは、最後まで気が抜けない状況になってきた。次戦のRBライプツィヒとの試合でケリをつけたい」と意気込みを見せた。

 南野は、来週に国際親善試合を戦う日本代表のメンバーにも選出されている。9、10月の試合でもゴールを重ねている代表の新9番は、予定されているベネズエラ戦、キルギス戦でも、キレのあるプレーを見せてくれそうだ。

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