「無失点で3連勝」と好調のマドリー、選手はソラーリ暫定監督の続投を希望か?

2018年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

ソラーリ自身は慎重な姿勢を崩さず。

若手をうまく使いつつ、3連勝と結果を残しているソラーリだが、今後「暫定」の文字が取れるのか、それともBチームの監督に戻るのか。クラブ側の決断が待たれる。(C)Getty Images

 レアル・マドリーは11月7日、チャンピオンズ・リーグでプルゼニに敵地で5-0と大勝した。

 ラ・リーガのクラシコで宿敵バルセロナに1-5と大敗し、公式戦7試合で1勝1分け5敗。この極度の成績不振からジュレン・ロペテギ前監督を解任したマドリーだが、Bチームを率いていたサンチャゴ・ソラーリを暫定監督に任命してからは、公式戦3連勝と好調だ。

 しかも、マドリーはこの3試合でいずれも失点していない。データサイト『Opta』によると、初陣から3試合連続でクリーンシートを達成したマドリーの監督は、1957年のルイス・カルニグリア以来、史上2人目だという。

 暫定的にソラーリ監督が代行することが決まった時から、マドリーは少なくとも今シーズンいっぱい指揮を託すのか、新監督を招聘してソラーリ監督をBチームに戻すのかが注目されているが、どん底にあったチームを立て直しつつあるだけに、ソラーリ監督の評価が高まるのは当然だろう。
 
『ESPN』によると、カゼミーロはプルゼニ戦後、『Movistar Plus』で「周囲はいろいろ話すけど、僕らは監督として彼への敬意を示している。うまくいっているなら、なぜ彼にチャンスをあげない?」と、ソラーリ監督を後押ししている。

 また、カリム・ベンゼマもミックスゾーンで、「ジュレン(ロペテギ)は素晴らしい監督だけど、いまの僕らはソラーリとともにいる。そしてより自信を持ってプレーしている」と、ソラーリ支持を口にした。

「僕は、シーズンの終わりまで彼が残るべきだと思う」

 ただ、当のソラーリ自身は慎重な姿勢を崩さない。「次の試合ことを考えるのみだ」と、自身の今後については言及を避けている。

「サッカーにおいてもっとも重要なのは、いつだって次の試合なんだ。今日の我々は非常によくやった。選手たちはファンタスティックだった。次は前進し、週末の試合に向けた準備だ。ありきたりだが、それが真実なんだよ」

 謙虚な姿勢でラ・リーガ次節のセルタ戦に臨むソラーリ監督は、その後もマドリーのベンチに座り続けることになるのだろうか。
 

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