ルーニーとの“不仲説”は本当か? C・ロナウドが12年前の真実を告白「イングランドに戻るのが怖かった…」

2018年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

将来的なMLS挑戦も示唆?

ユナイテッドで一時代を築いたルーニーとC・ロナウド。そんな二人の関係性はどうだったのか? 当時の出来事を後者が明かした。 (C) Getty Images

 今夏の移籍市場を最も賑わせたのは、約9年間に渡って蜜月関係を築いたレアル・マドリーとの別れを決断し、ユベントスへ電撃移籍したC・ロナウドに違いない。33歳ながら移籍金1億1700万ユーロ(約153億円)、推定年俸3000万ユーロ(約39億円)と、超破格の待遇で迎え入れられたのである。

 しかし、その待遇に見合うだけの活躍を目に見える形で残すのが、稀代のスーパースターたる所以だ。

 初のイタリア挑戦とあってか、開幕から3試合は今ひとつの出来に終わっていたが、4試合目のサッスオーロ戦(セリエA4節)で初ゴールを決めると、そこからは7試合で5ゴール・5アシストと荒稼ぎ。ここまで早くも計7点をマークしている。

 そんなカルチョでも異彩を放つC・ロナウドは、この度、英国でサッカー選手に焦点を当てたドキュメンタリーを制作しているメディア『Goal hanger』が公開した動画に登場。そこでマンチェスター・ユナイテッド時代の盟友であるウェイン・ルーニーとの再会を口にした。

 ユナイテッドでは自身の2年先輩にあたるルーニーについてC・ロナウドは、「彼は本当に素晴らしい選手だ」と話し、さらに当時の思い出を回想した。

「彼は決して止まらず、常に走って、ゴールを決めてチームを助けてくれた。ボールを失ったときは力強く奪い返していたことは忘れられないよ。本当にタフだったから、僕らはみんなで『ピットブル(闘犬)』なんて呼んでいたよ」

 結局、二人はC・ロナウドがマドリーへ移籍する2009年6月までの約6年間に渡ってユナイテッドの最前線で奮闘し、ユナイテッドで黄金期を築いたわけだが、そのキャリアにおいて、一時期、"不仲説"が囁かれた時もあった。

 発端となったのは、両雄が激突した2006年のドイツ・ワールドカップ準々決勝での一幕だ。この試合にイングランド代表のエースとして臨んでいたルーニーは、62分に相手DFのリカルド・カルバーリョの股間付近を踏みつけてしまったことで一発退場を命じられてしまう。問題はここからだった。

 ルーニーがファウルを犯した際にC・ロナウドが主審に詰め寄り、カルバーリョが蹴られたことを猛アピール。さらにその後、C・ロナウドがベンチへウインクする姿がカメラに捉えられ、「意図的に退場させようとしたのでは?」と話題を呼んだのだ。

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