殊勲のスアレス、「勝っても怒っている」バルサ指揮官の態度に理解。インテル戦でメッシ復帰か?

2018年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手が自己批判しなければいけない」

90分に劇的逆転弾を叩き込んだスアレスも、内容には反省すべき点があったと認めている。(C)Getty Images

 バルセロナは11月3日、ラ・リーガ第11節でラージョ・バジェカーノに3-2と勝利。リーグ戦3連勝で首位をキープしている。

 だが、ルイス・スアレスのゴールで先制しながら、一度は逆転を許したとあり、エルネスト・バルベルデ監督には選手のパフォーマンスに対する不満もあるようだ。

 終盤にウスマンヌ・デンベレとスアレスのゴールで再度ひっくり返し、勝点3をもぎ取ったバルサだが、『ESPN』によると、指揮官は試合後に「我々は結果に満足しなければいけない」と語った。

「相手の1点目は我々が状況をコントロールできず、立て続けにボールを失ったところからだった。あそこから彼らが伸びてきたんだ。難しかった」
 
 スアレスは、「監督が怒っているとしても理解できる」と話した。

「僕ら選手が自己批判しなければいけない。こういう試合ではちょっとした細部が大きな違いとなるんだ。こういうところでリーグタイトルを失いかねないんだよ。そうならなかったけど、それに近づいてしまった」

 スアレスは先制後に「少しリラックスしてしまった」と反省したうえで、勝利という結果を残したことは大きいとも述べている。

「(苦戦したのは)過信によるものかもしれない。相手の功績も称えるべきだけどね。ただ大事なのは、逆転して勝点3を手にしたことだ。とくに、アトレティコが引き分けたからなおさらね」

 リーガで首位を保ったバルサは、6日のチャンピオンズ・リーグでインテルと対戦する。開幕3連勝でグループBの首位に立つバルサにとっては、決勝トーナメント進出決定が懸かった重要な一戦だ。

 敵地サン・シーロでの大事な試合で期待されるのが、腕の骨折で戦列を離脱しているリオネル・メッシの復帰だろう。チーム練習に復帰しているメッシについて、バルベルデ監督は、「彼がいれば我々全員のプレーがさらに良くなると思う」と述べた。

「インテル戦に関しては、練習での様子を見ていこう」

 メッシを欠いてからも、5-1と大勝したレアル・マドリーとのクラシコを含め、公式戦4連勝を飾っているバルサ。だが、やはり大エースの存在は大きな違いとなる。インテル戦でキャプテンが戻ってくるのか注目だ。

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