“裏天王山”は鳥栖に軍配!最下位・長崎との九州勢対決を制し、暫定ながら残留圏内の15位に浮上

2018年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

GKが弾いたボールに詰めて原川が会心の決勝点!

決勝点を奪った原川。GKと交錯しながら頭でねじ込んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ31節]鳥栖1-0長崎/11月4日/ベアスタ
 
 J1リーグ31節のサガン鳥栖対V・ファーレン長崎が4日、ベストアメニティスタジアムで行なわれ、1-0で鳥栖が勝利した。この結果、勝点36とした鳥栖が勝点34の名古屋グランパスを抜き、暫定ながらJ1残留圏内の15位に浮上した。
 
 16位の鳥栖と18位の長崎による九州勢同士の残留争い直接対決は、スコアレスで前半を終了。試合が動いたのは、60分のことだった。
 
 縦パスを引き出したチョ・ドンゴンがフェルナンド・トーレスに落とし、さらにF・トーレスが右サイドに展開。ボールを受けた福田晃斗がすかさずクロスを供給すると、ゴール前に入り直したチョ・ドンゴンが頭で合わせる。このシュートはGK増田卓也に防がれたが、弾いたボールに原川力が詰めて頭でねじ込んだ。
 
 一方の長崎は失点直後の61分に中村慶太、62分に鈴木武蔵と次々に前線の選手を投入し、1点を狙う。長崎の攻撃はここから勢いを増し、68分には中村が素早い反転からミドルを放ち、78分にはセットプレーの流れから田上大地が決定機を迎える。さらに、82分にも中村がボレーで際どいシュートを放った。しかし、いずれもゴールには至らない。

 終盤は鳥栖がカウンターから何度かチャンスを迎えたが、結局そのまま試合は終了。原川の渾身の1点が決勝点になり、鳥栖が1-0で下位対決を制した。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事