堂安律、快挙達成ならず! 最右翼はやはりあの“怪童”? 『ゴールデンボーイ賞』最終候補20名発表

2018年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

受賞者の発表は12月に!

惜しくも最終候補者から漏れてしまった堂安。しかしながら、候補者にノミネートされたことは栄誉であり、彼の実力が欧州で認められていることを証明するものに違いない。 (C) Getty Images

 現地時間11月1日、イタリア紙『Tutto Sport』は、主催する「ゴールデンボーイ」賞の最終ノミネート者20人を発表した。

 2003年に発足した同賞は、その年にヨーロッパのトップディビジョンで最も活躍した21歳以下の若手に贈られるもので、欧州各国の主要紙記者による投票によって決定する。過去の受賞者たちは、ウェイン・ルーニーやリオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、ポール・ポグバなどいずれもビッグネームが居並び、その多くがサッカー界のトップスターに成長している。

 そんな栄えある賞の候補者は、今年7月に100名が選出された。そこから毎月20名ずつが落選していく方式で絞られ、この11月の発表でついに20名となった。フローニンヘンで目覚ましい成長を見せていた堂安律も、10月時点の40人には残っていたものの、この度、発表された最終候補者からは落選してしまった。

 日本サッカー界期待の俊英の偉業達成は叶わなかったが、残った20人の候補者たちは、いずれも逸材ばかり。パリ・サンジェルマンのFWキリアン・エムバペをはじめ、ミランのFWパトリック・クトローネやマンチェスター・シティのMFフィル・フォデン、ローマのFWジャスティン・クライファート、レアル・マドリーのFWヴィニシウス・ジュニオールなどがノミネートされている。

 しかし、並み居る候補者の中で、エムバペが受賞に最も近い位置にいるのは言うまでもない。昨年の受賞者でもあり、今年は仏誌『France Football』が選ぶ、バロンドールの候補者ともなっている19歳の"怪童"は、今夏のロシア・ワールドカップでさらに声価を高め、実績と将来性を見ても、他の候補者たちを圧倒しているのだ。

 気になる受賞者の発表は、12月に行なわれる。

『ゴールデン・ボーイ』最終ノミネートの20名は以下の通り。

トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール/イングランド代表/DF)
ケビン・アミアン(トゥールーズ/フランスU-21代表/DF)
ウセム・アウアー(リヨン/フランスU-21代表/MF)
ヨシプ・ブレカロ(ヴォルフスブルククロアチアU-21代表/MF)
パトリック・クトローネ(ミラン/イタリア代表/FW)
ダニ・オルモ(ディナモ・ザグレブ/スペイン国籍/MF)
トム・デイビス(エバートン/イングランドU-21代表/MF)
マタイス・デリフト(アヤックス/オランダ代表/DF)
ディオゴ・ダロ(マンチェスター・ユナイテッド/ポルトガルU-21代表/DF)
エデル・ミリタン(ポルト/ブラジル国籍/DF)
オドソンヌ・エドゥアール(セルティック/フランス国籍/FW)
フィル・フォデン(マンチェスター・シティ/イングランドU-19代表/MF)
ジョアン・フェリックス(ベンフィカ/ポルトガルU-21代表/MF)
アマドゥ・ハイダラ(ザルツブルク/マリ代表/MF)
アシュラフ・ハキミ(ドルトムント/モロッコ代表/DF)
ジョナサン・イコネ(リール/フランスU-21代表/FW)
ユスティン・クライファート(ローマ/オランダ代表/MF)
キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン/フランス代表/FW)
ダヨ・ウパメカノ(RBライプツィヒ/フランスU-21代表/DF)
ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー/ブラジルU-20代表/FW)
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