ベティス乾貴士、3試合ぶりにスタメン出場! 鋭い仕掛けで先制のPKをもぎ取り勝利に貢献する

2018年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベティスは苦しみながらも敵地で先勝!

8分、得意のドリブルで仕掛けた乾がGKとDFに挟まれるようにして倒され、PKを獲得。キッカーはS・レオンに譲ったものの、勝利に大きく貢献した。(C)Getty Images

 現地時間11月1日に開催されたコパ・デル・レイ4回戦、2部Bリーグ(実質3部リーグ)に属するラシン・サンタンデールと1部リーグのベティスの一戦は、1-0でアウェーのベティスが勝利。日本代表の乾貴士は3試合ぶりに先発出場を果たし、79分までプレーした。

 先制したのはベティスだった。8分、リャド・ブデブズのスルーパスに反応した乾が、ドリブルを開始したところで飛び出した相手GKに倒されPKを獲得。これをFWのセルヒオ・レオンが落ち着いて右隅に決めた。
 
 難なく先制に成功したベティスだったが、振り返ればこれが大きな1点となった。

 ホームのラシンは失点後からハイパフォーマンスを披露しはじめ、高い位置での組織的なプレスでベティスを自陣に封じ込める。エースのロレン・モロンや好調ジオバニ・ロ・チェルソらがベンチ外になっていたとはいえ、20分をまわったあたりからベティスは防戦一方の展開を強いられた。

 前半を終えた時点でのシュート数は、ベティスの2本に対してラシンは7本。クロスの本数においても8対1とラシンが大きく上回った。

 序盤から再三ラシンDFのラフタックルを受けていた乾は、後半開始直後にも激しく倒され、一度は交代を要求するような仕草を見せる。だが、治療を受けてピッチに復帰すると79分までプレー。ゴールこそなかったものの、63分には左サイドを駆け上がったクリスティアン・テージョに絶妙のスルーパスを通すなど、何度か好機を演出した。

 試合は、後半に得意のポゼッションでペースを取り戻したベティスが、1点のリードを守り切って勝利。第2レグは現地時間12月5日、ベティスの本拠地ベニート・ビジャマリンで開催される。
 

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