欧州5大リーグでパス成功率トップの「ヴェッラッティ2世」にバルサが熱視線!!

2018年11月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

MFとしては驚異的な数字を叩き出す。

的確なパスワークで攻撃のリズムを作るベルトラン。スペインU-19代表では主力を務める。(C)Getty Images

 いまスペインで注目を集めているMFがいる。セルタの新鋭フラン・ベルトランだ。

 昨シーズン、18歳にしてラージョ・バジェカーノでアンカーの定位置を掴み、不動のプレーメーカーとして2部優勝に貢献。その活躍が評価され、今夏に移籍金800万ユーロ(約10億円)でセルタに引き抜かれた。

 セルタにとっては実に安い買い物だったかもしれない。ベルトランは開幕からセントラルMFのレギュラーとして、年齢を感じさせない堂々たるプレーを披露。170センチの小柄な身体でテンポよくパスを捌く姿は、マルコ・ヴェッラッティ(パリSG)を彷彿とさせる。
 特筆すべきはそのパス精度の高さだ。10月25日時点でのパス成功率は94.7%。これは欧州5大リーグに所属し、各リーグでの出場時間が3分の2以上――つまり、レギュラーとしてプレーしている――選手の中でトップであり、わずかながらあのトニ・クロース(94.4%で4位)を上回る。

 一般的に、パス成功率は"リスクの少ない"パスが多いCBが高くなる傾向にある。実際、2位タイのマヌエル・アカンジ(ドルトムント)やアイサ・マンディ(ベティス)ら上位10傑のうち7人はCBが占めている。MFでこの数字を叩き出しているのは、驚異的とも言えるだろう。

 セルタの攻撃サッカーの肝となっているこの司令塔に、バルセロナが熱視線を送っているという。今夏に加入し、いまやバルサの中盤に不可欠な存在となっているアルトゥールと同様、ポゼッションスタイルと相性のいいタイプなのは間違いない。今後の活躍から目が離せない。
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