“モウ”心配無用! マンUが冬の大型補強へ144億円もの巨額資金を準備!! 気になるターゲットは?

2018年11月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官の望みにクラブがついに動く!

以前からクラブの補強に不満を訴えていたモウリーニョ。その想いが、ついにクラブ上層部を動かした。 (C) Getty Images

 今シーズン、開幕から苦心する指揮官をサポートするべく"赤い悪魔"は、来る冬の移籍市場で大枚を叩く準備を進めているようだ。

 5年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指してシーズンをスタートさせたマンチェスター・ユナイテッドは、開幕から低迷。第10節を終了した時点で、首位マンチェスター・シティと勝点9差の8位と躓いた。ファンの期待を裏切った出だしであることは言うまでもない。

 その不振の責任を問われ続けているのが、指揮官のジョゼ・モウリーニョだ。チームのメインキャストであるポール・ポグバとの不和をはじめ、以前よりも求心力が低下したと伝えられ、一時は解任騒動がメディアを騒がせた。

 しかし、モウリーニョにも情状酌量の余地はある。シーズン開幕前に閉じた夏の移籍市場では、「数か月も前に獲得希望リストを出した」にもかかわらず、望んでいたとされるイングランド代表のハリー・マグワイア、ベルギー代表のトビー・アルデルワイレルド、ドイツ代表のジェローム・ボアテング、コロンビア代表のジェリー・ミナといった数々の著名なCBとの交渉がいずれもご破算となっていたのだ。

 一連の交渉がこじれた理由として、クラブのCEOであるエド・ウッドワードの手腕を疑問視する声も少なくない。

 元ユナイテッドの主将で、英衛星放送『Sky Sports』の解説者を務めているガリー・ネビルは、「彼は、CBを獲得しなければいけなかった。マグワイアやアルデルワイレルドを獲るべきだった。ウッドワードがモウリーニョのことを疑うのであれば、それは1月以降にすべきだ」と指摘している。

 批判の声が強まっているユナイテッドは、フロント陣も黙っていない。英紙『Guardian』によれば、ウッドワードを始めとする首脳陣は、後半戦の巻き返しに向けてモウリーニョに万全の体制を用意すべく、来年1月に開く冬の移籍市場で1億ポンド(約144億円)を投じる算段を進めているというのだ。

 そのターゲットは、今夏にモウリーニョが喉から手が出るほどに欲していた実力派CBがメインで、前述のマグワイア、ボアテングに加え、レアル・マドリーで師弟関係にあったフランス代表CBのラファエル・ヴァランヌも、リストに入っているようだ。

 また、ベルギー代表FWのロメル・ルカクが直近の公式戦9試合でノーゴールと不振に喘ぎ、またチリ代表FWのアレクシス・サンチェスも構想外に近い扱いとなっていることで、新たなるストライカーの獲得も狙っている。

 冬の大型補強を目指すユナイテッドは、二の足を踏んだ今夏の移籍市場と同じ轍を踏むことなく、指揮官のお眼鏡にかなう戦力を加えられるのだろうか? その動向に注目だ。

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