「切り替えて決勝に向けて準備する」若手抜擢が的中した鹿島指揮官が"アジア初制覇"に虎視眈々

2018年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(若手の活躍を)非常に頼もしく見ていました」

大岩監督の頭は、すでにACL決勝に切り替わっているようだ。写真:田中研治

[J1リーグ31節]鹿島1-0C大阪/10月31日/カシマ

 J1リーグ31節の鹿島アントラーズ対セレッソ大阪戦が31日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、1-0で鹿島が勝利した。
 
 この日の鹿島は、11月3日に控えるペルセポリスとのACL決勝・第1戦を見据え、24日のACL準決勝・水原三星戦からスタメン9人を変更。今季初先発の久保田和音やリーグ戦5試合目の出場となる小田逸稀ら若手をスタメンで送り出し、まさに『総力戦』で挑んだ。結果的に、この采配が奏功する。52分に小田が挙げたJ初ゴールが決勝点になり、勝点3をモノにしたのだ。
 
 勝利を収めた鹿島の大岩剛監督は、フラッシュインタビューで試合を振り返り、「良くやってくれたと思います」とひと言。さらに、「(若手の活躍を)非常に頼もしく見ていました」と続けた。また、公式戦5試合ぶりの無失点勝利に手応えを得たようで、「ここ最近失点が多かったので、ゼロというのは非常に評価ができるところだと思う」とも語っている。
 
 とはいえ、すでに気持ちは切り替わっていたようで、週末のACL決勝のペルセポリス戦に向けて「しっかりと切り替えて決勝に向けて準備したいと思います」。大胆な選手起用で主力を温存した指揮官の頭には、"アジア初制覇"のビジョンが鮮明に描かれているようだ。
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