「マドリーで楽しめよ、蛇!」「最後に報いが待ってる」 クラシコ5失点のクルトワを古巣ファンが嘲笑

2018年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

旧約聖書『創世記』に描かれた蛇をもじる。

クラシコでは5失点を喫したクルトワ。一概に彼だけの責任とは言い難いが、やはり守護神である以上、非難は避けられない結果だ。 (C) Getty Images

 今夏に練習ボイコットなどの強硬手段を講じて、約7年間プレーしたチェルシーを離れ、レアル・マドリーへ移籍したベルギー代表守護神のティボー・クルトワだったが、新天地では順風満帆な船出を切ったとは言い難い。

 ここまで公式戦8試合に出場しているクルトワだが、クリーンシートの数はたったの2(総失点は13)。さらに現地10月28日に行なわれたラ・リーガ第10節のバルセロナ戦では、まさかの5失点(●1-5)。自身初の「エル・クラシコ」で、苦過ぎる経験を味わった。

 苦戦が続いているクルトワに対し、古巣チェルシーのファンたちは"喜び"のコメントを送っている。

 契約延長のオファーを足蹴にされたことを根に持つチェルシー・ファンたちは、クラシコの後、SNSで「マドリーでの生活はどうだ? 俺たちを裏切った報いが、お前の顔を引っ叩いたぞ。マドリーを楽しめ、蛇め!」「最後には報いが待ってるぞ」「オレたちは4-0で勝った。だが、お前は5失点だ」と、クルトワを嘲笑い、挑発するコメントを多く発信した。

 彼らの書き込みの中で度々登場する「蛇」とは、旧約聖書『創世記』に描かれている「人間に苦痛や呪いを味わわせることになった、善悪の実を勧めたことで、蛇が腹ばいの生物となった」という逸話から来るもので、チェルシー・ファンの憎しみの強さが窺い知れる。

 マドリー入団直後に「このクラブのレベルはチェルシーよりも高い」とコメントするなど、その言動で物議を醸してきたクルトワだけに、古巣のファンが憎悪を抱くのも無理はないかもしれないが、クラブに2度のプレミアリーグタイトルをもたらした元守護神に対しては、いささか辛辣過ぎる反応だとも言えるだろう。

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