「数少ないチャンスをモノにできる存在」豊川雄太が名門相手に貴重なゴール! サポーターからは「神」と讃えられる!?

2018年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

アンデルレヒト戦で勝利を決定づけるゴール

今季3ゴール目を挙げた豊川。名門クラブを相手にした勝利に地元サポーターも大興奮し、交代時はサポーターの拍手に送られてピッチを去った。 (C)Getty Images

 ジュピラーリーグ第12節、豊川雄太が所属するオイペンが、名門アンデルレヒトをホームに迎えた一戦で勝利。豊川は貴重な追加点を決め、強豪相手の勝利に貢献した。

 アンデルレヒトに所属する森岡亮太はベンチ外だったため、日本人対決はならなかったが、豊川はワントップでスタメン出場。

 試合は26分、アンデルレヒトのパスミスを拾ったオイペンのルイス・ガルシアが豪快なミドルシュートを決めて先制。そして31分、ゴール前に走り込んだガルシアのシュートをGKが弾いたところに、詰めていた豊川が冷静に蹴り込んで2点目。豊川にとってはヘント戦、スタンダール・リエージュ戦に続く今季3ゴール目となった。

 豊川は78分にベンチに退き、79分にはアンデルレヒトのイバン・サンティニに1点を返されるが、そこからはオイペンが粘り強い守備でアンデルレヒトの猛攻に耐え、豊川のゴールを守り切った。

 ベルギー紙『Lavenir』は「このチームで数少ないチャンスをモノにできる存在」と評しつつ、豊川の活躍を絶賛。

 試合後に同紙の取材に豊川は、「強豪相手との試合でゴールを決めることはとても嬉しいし、自信にもなります。ですが、チームでの自分の役割は決してゴールだけではないことを理解しています。チームのためにできる多くの仕事をしているだけで、この勝利はチームとしての勝利だからこそうれしい。僕らはチームとして団結しているという手応えがあります」とコメントしている。

 また、ベルギーのスポーツ専門メディア『SPORTSSACTU』は、チームメイトのママドゥ・フォールが「ユウタはケベフ・レザエイ(クラブ・ブルージュ)を彷彿とさせる。90分走り抜き、相手の守備陣を苦しめる。彼はサッカーに必要とされる積極性を持っているし、チームに必要なものをもたらしてくれる」と豊川の活躍を称えたと報じた。  

 名門クラブを下す勝利に沸いたオイペンはロッカールームで勝利の歌で喜びを分かち合う姿を公式SNSで発信。地元サポーターからは、「素晴らしい勝利だった」「君たちを誇りに思う」「アリガトー!」「君たちは神だ」といった祝福のコメントが寄せられている。

 オイペンは次節、植田直通が所属するセルクル・ブルージュとホームで対戦する。日本人対決の実現にも期待したい。

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