「スアレスがロペテギの命を…」「コンテはマドリードに向かっている」 現地メディアは指揮官交代を確信

2018年10月29日 山本美智子

マドリーの新監督は48時間以内に発表か。

スペインのメディアはロペテギ(右)の解任を確信。後任はコンテ(左)が有力だと報じている。(C)Getty Images

 今シーズン最初のクラシコは、すでにボロボロに傷ついていたレアル・マドリーに止めを刺すかのごとく、バルセロナが5-1という大差で制した。

 この結果を受けて、スペインの各メディアには似たような見出しが躍っている。

「バルサがロペテギを解任に追い込む」(AS紙)
「スアレスがロペテギの命を終わらせる」(MARCA紙)
「スアレスがロペテギを路頭送りに」(SPORT紙)
「バルセロナ、ロペテギに止めを刺す」(ABC紙)

『Diario Gol』の電子版に至っては、「フロレンティーノ・ペレス(会長)は、クラシコでロペテギを追い出す。新監督は48時間以内に発表される」と、ほぼ言い切っている。
 
 一方、渦中にあるジュレン・ロペテギ監督は、クラシコ後の記者会見で、「この結果は大きな打撃だが、私には継続するための力がある」と述べた。

「決定を下すのは私ではない。私がチームに対して信じていることについての説明はした。それ以外のことは、私の責任外だ」

 とはいえ、とりわけラジオを中心とする地元メディアのほぼすべてが、「ロペテギの解任は確定」と報道している。

 スポーツに強いラジオ局『Onda Cero』が「数時間以内にロペテギ解任」と断定したのを皮切りに、『Cadena Cope』も「コンテは現在、(バカンス先の)エジプトからロンドンに移動中である」と報じており、「ロンドンに到着するなりマドリーに向かうのではないか」とも伝えている。

文●山本美智子(フリーランス)
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