「ハンマーショット!」「嵐にあっても悠然と」AFC公式がW杯行きを決めたU-19日本代表を大絶賛!

2018年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あの2点目が試合の趨勢を定めた」

鮮烈ゴールを決めた東(2番)を称えるU-19代表の選手たち。完全のアウェーの環境下、若きサムライたちがピッチで躍動した。写真:佐藤博之

 雨中の壮絶戦を制したのは、若きサムライたちだった。
 
 10月28日、インドネシアで開催中のU-19アジア選手権は準々決勝が行なわれ、影山雅永監督率いるU-19日本代表が地元インドネシアと対戦。6万大観衆を呑み込んだ完全アウェーの雰囲気のなか、日本は東俊希と宮代大聖のゴールで2-0の快勝を収め、2大会連続10度目のU-20ワールドカップ出場を確定させた。
 
 この激闘を速報でレポートしたのが、AFC(アジア・サッカー連盟)の公式サイトだ。熱狂的なアウェースタジアムでも臆さず攻撃性を貫き、見事ベスト4進出を果たした影山ジャパンを大いに称えている。
 
「6万人の強力なサポーターによって占拠された"大釜"で、インドネシア代表は40年ぶりの世界大会出場に邁進したが、野望はついえた。努めてクールに振る舞い、大会2連覇をなし遂げるべく着実に歩を進めた日本に軍配が上がったのだ。インドネシアは攻撃の切り札であるアジ・マウラナを怪我で欠いたのが最後まで大きく響いた」
 
 絶賛したのは日本の2ゴール、そして守護神・谷晃生のファインセーブだ。
 
「シュンキ・ヒガシの先制点はまさに衝撃的で、阻止不能な一撃だった。インドネシアはそれまで手堅く堅牢を築いていたが、40分、それをまったくの無に帰す35ヤード(約32メートル)のハンマーショットを蹴り込んだのだ。後半はいっそう豪雨の度合いが強まったが、日本はその嵐にあっても悠然と試合を進める。残り20分(70分)、今度はタイセイ・ミヤシロが狭いスペースを見つけ出して、泥んこのピッチをものともしないトリッキーなゴールをゲットした。サディル・ラムダニの鋭いFKを鮮やかにブロックするなど、随所で好守を光らせたコウセイ・タニの活躍も見落とせないポイントだ」
 
 最後に大会を席巻した地元インドネシアの若き精鋭に対しては、「素晴らしいチームパフォーマンスを示し、日本戦でもグループリーグで披露した不屈の闘志を貫いた。しかし、ミヤシロのゴールの後は沈黙を余儀なくされ、儚くも敗れ去ったのだ」と綴り、「あの2点目は試合の趨勢を定めただけでなく、インドネシアのワールドカップへの夢をも打ち砕くに十分だった」とレポートしている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事