【名古屋】数的不利を撥ね返せず…微妙な判定の連続に風間八宏監督は「レフェリーにお願いが…」

2018年10月29日 本田健介(サッカーダイジェスト)

試合は前半から荒れた内容に

チームを勝利に導けなかった風間監督。試合後にはレフェリーへの注文を口にした。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 7月の台風12号の影響で順延になっていたJ1リーグ18節の名古屋×札幌が10月28日、パロマ瑞穂スタジアムで行なわれ、名古屋は札幌に1-2で敗れた。

 試合は前半から荒れた展開となった。6分には名古屋の櫛引一紀が札幌の進藤亮佑の突破を阻んだプレーがPKと判定され、23分には今度は札幌の宮澤裕樹が名古屋のガブリエル・シャビエルを倒したとされ、PKが与えられた。

 その後も両者は激しい攻防を続け、26分には札幌の深井一希の激しいタックルを巡り、一触即発の雰囲気に。42分にはジェイがこの日2ゴール目を決め、札幌が勝ち越すと、その直後には名古屋の八反田康平が2枚目のイエローカードで退場となった。
 
 微妙な判定が続いたなか、風間八宏監督は「10人になってから高い集中力で長い時間、戦い続けられたことは良かったです。ただ、試合は90分なので、11人の時からやるくらいの気持ちでハードワークしなくちゃいけなかったと思います」と振り返りつつ、審判団にこう投げかけた。

「ひとつレフェリーへのお願いですが、特にジョーは手を使って押されたりしていました。そういうところはしっかり見て欲しいなと思います」

 この日、PKで得点ランク単独トップとなる21ゴール目を決めたジョーは、ラフプレーが原因というわけではないが試合終了間際に負傷。名古屋はJ1残留へ、札幌はACL出場へ強い気持ちを見せたゲームだったが、判定を巡りやや後味の悪い一戦となった。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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