アジアに名将たちが続々! 今度はフィリピン代表新監督にスウェーデンの智将が!

2018年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

半年間の短期契約。アジアカップは厳しい組に

ここ数年は中国に軸足を置き、アジア・サッカーに触れてきたエリクソン監督。フィリピン代表を躍進へと導けるか。(C)Getty Images

 またしてもアジアにフットボール界の巨人が上陸した。
 
 フィリピン・サッカー協会は10月27日、年明けのアジアカップ本大会を戦う代表チームの新指揮官にスベン・ゴラン・エリクソンを招聘したと発表。契約期間は半年で、アジアカップと東南アジア諸国が覇を競うスズキカップで采配を振るうという。
 
 現在代表チームの暫定監督を務めているスコット・クーパーは、スウェーデンの智将と旧知の間柄。2010-11シーズンにはレスター・シティで監督とコーチの二人三脚を組んだ過去を持つ。ここ数年のエリクソンは中国スーパーリーグの上海上港や同2部の深圳FCなどを率いていたが、2017年7月以降はフリーの身だった。フィリピン協会の代表ダイレクターであるダン・パラミ氏は「スベンを迎えられてとても興奮している。彼の声価と経験、知識に疑いはない。我々をきっと次のレベルに引き上げてくれると信じている」と語っている。

 
 今年の夏にイラク代表監督就任が有力視されていたが、交渉は破談。現在70歳のエリクソンにとっては2010年にコートジボワール代表を指揮して以来、およそ8年ぶりのインターナショナルの舞台復帰となる。
 
 アジアカップを巡っては、開催国UAEのA代表監督に元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニが就任し、ウズベキスタン代表では元バレンシア監督のアルゼンチン人、エクトル・クーペルが指揮を執る。中国代表はマルチェロ・リッピ、イラン代表はカルロス・ケイロス、サウジアラビア代表はアントニオ・ピッツィ、そして韓国代表はパウロ・ベントと、世界に名だたる指揮官たちが続々とアジアに集結している。
 
 出場枠が拡大され、今回がアジアカップ本大会初出場となるフィリピン代表。国民の熱い期待を背負って、エリクソン新監督がどのようにタクトを振るのか。グループリーグでは韓国、中国、キルギスと同居しており、厳しい戦いが予想される。
 
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