コンテ代理人がマドリー&ミランとの接触を否定。「コンテ就任に不満」と報じられたクルトワは法的措置を示唆

2018年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

はたしてどんな決着を迎えるのか。

マドリーの次期監督候補と言われるコンテ(右)とモウリーニョ(左)。後者は早々に噂を否定し、前者も代理人が接触を否定している。(C)Getty Images

 成績不振でジュレン・ロペテギ監督の進退が騒がれるレアル・マドリーは、後任候補に前チェルシー監督のアントニオ・コンテをリストアップしていると言われている。

 また、ミラノ・ダービーで宿敵インテルに屈し、続くヨーロッパリーグでもベティスに敗れたミランも、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の後任としてコンテに興味を寄せていると報じられた。

 だが、少なくとも現時点で両クラブと接触はないという。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、コンテの弟で代理人を務めるダニエレ氏は、「マドリーともミランともコンタクトはない」と明かしたようだ。

「兄のアントニオはいま、エジプトでバカンス中なんだ。私は重要な連絡を受け取っていない。言っておくが、彼の代理人は私だけだ」
 
 一方で、マドリーの新監督を巡る騒動が絶えないスペインでは、今シーズンから加入したティボー・クルトワが、コンテやもうひとりの後任候補であるジョゼ・モウリーニョ監督の就任を望んでいないとの報道が浮上した。

『El Pais』紙の報道として『Marca』紙が伝えたところによると、クルトワはベルギー代表のロベルト・マルティネス監督を「世界最高の指揮官」と称賛。マドリーの新監督にふさわしいとした一方で、チェルシーで指導を受けた両監督の就任には「信じられない!」と不満を漏らしたという。

「いまのマドリーで、コンテともモウリーニョとも働いたことがあるのは僕だけだ。せっかくロンドンを去ったのに、コンテかモウリーニョが来るなんて」

 だが、クルトワはこの報道を受け、ツイッターで「プロとしての自分を傷つけるウソが含まれている。法的措置を検討しつつ、修正を望む」とコメント。『El Pais』紙の報道を完全に否定し、訴えることも辞さない構えを示した。

 10月28日のラ・リーガ第10節で、バルセロナとのクラシコという大一番に臨むマドリー。クラシコ後にコンテが就任とするとの噂も聞こえるが、この指揮官問題、どのような形で決着するのか。試合の結果とともに注目が集まる。
 
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