「ウサミとニールセンの“その時”がやって来る」 ドイツ紙が宇佐美貴史に最大のチャンス到来と報じる!

2018年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「“ベンチウォーマーズ”の出番だ!」

今シーズン開幕直前にデュッセルドルフへのレンタル継続が決まった宇佐美。はたして今回、チャンスを活かすことができるだろうか。 (C) Getty Images

 今シーズン、ブンデスリーガに昇格したデュッセルドルフ。先週末、代表ウィーク明けにフランクフルトと対戦した同クラブは、1-7と歴史的な大敗を喫した。

 早急な立て直しが急務とされているが、そこで注目を浴びているのが、この試合に出場しなかった"ベンチ要員たち"だ。ドイツ紙『BILD』が報じている。
 
 デュッセルドルフのフリードヘルム・フンケル監督は試合後、「フランクフルトとの悲劇に立ち会った選手たちではなく、この日出場していなかった選手たちに大きなチャンスを与えるものだ」と、選手の入れ替えを示唆するコメントを発した。

 そこで、同紙は「間延びした守備と冷静さを欠いたストライカーたちにより、デュッセルドルフで現在最下位。フランクフルトの惨事を体験しなかった選手たちの出番ということは、つまり"ベンチウォーマーズ"宇佐美貴史とホーバル・ニールセンに"その時"が訪れたということだろうか?」と、先発の最有力候補として、宇佐美の名前を挙げている。

 宇佐美は昨シーズン、2部で戦った同クラブの得点源として活躍した点が買われているようだ。ロシア・ワールドカップに参加したことでチームへの合流が遅れたこともあり、今シーズンは開幕後からベンチで交代要員として待機する機会が多い。

 同紙の取材に対し、左SBを務めるニコ・ギーセルマンは「出場している選手だけではなく、出場していない選手も全力を尽くしていると思う。誰もがピッチに立つ権利がある」とコメントし、MFのマルセル・ゾボットカは「チームメイトたちは、常に真摯に練習に参加している。彼らは決して"ベンチ要員"なんかじゃないことは皆、理解している」と語った。

 第6節のニュルンベルク戦以来となる宇佐美の先発が予想されている第9節ヴォルフスブルク戦は、10月27日(現地時間)に行なわれる。不調にあえぐチームのため、宇佐美は訪れた絶好のチャンスをモノにできるだろうか。注目したい。
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