デンベレ? マウコム? それともシステム変更? メッシ離脱のバルサが打つべき対策は?

2018年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

サポーターは「マウコムにチャンスを!」

クラシコやCLのインテル戦を含む数試合でメッシを欠くことが決定したバルサ。代役はデンベレ(右)か、マウコム(左)か、あるいはシステムを変更するのか。バルベルデ監督(中央)がどのような策を講じるかが注目される。(C)Getty Images

 リオネル・メッシの穴を埋めることなど不可能だ。だが、大エースが怪我で戦列を離れてしまった以上、バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督は何かしらの策を講じなければならない。

 10月20日のセビージャ戦で右腕を骨折したメッシは、3週間の戦線離脱となることが発表された。バルサはチャンピオンズ・リーグのインテルとの2連戦、そして何よりも28日に予定されているレアル・マドリーとのクラシコを、キャプテン不在で戦わなければならなくなった。

 セビージャ戦でメッシと交代したウスマンヌ・デンベレは、今後も代役候補となり得るだろう。スペイン紙『Marca』は、「バルサはデンベレに期待している」としたうえで、「怪我で大半を棒に振った昨シーズンのリベンジを果たすチャンスを与える用意がある」と報じている。
 

 一方で、今シーズンの新戦力マウコムを起用するのも一案だ。ここまでほとんどベンチにも入れず、出場はわずか2試合(しかも6分と19分)にとどまっているが、夏の移籍市場でローマを出し抜いてバルサが獲得したブラジル人アタッカーだけに、この緊急事態における解決策となり得るかもしれない。

『Marca』紙は、バルベルデ監督がシステムを変える可能性も指摘した。3トップではなく、ルイス・スアレスとフィリッペ・コウチーニョ(あるいはデンベレ)の2トップや、スアレスを1トップとする新フォーメーションの採用だ。

 サポーターは、マウコムの起用に期待している。『Marca』紙のアンケートによると、2万4000人を超えるユーザーのうち、47%が「マウコムにチャンスを与えるべき」と回答。「デンベレに賭ける」の32%、「プレーシステムの変更」の21%を上回った。

 メッシが復帰できるのは、11月のインターナショナルウィーク明けになる予定だが、それまでの5試合を、バルベルデ監督がどう乗り切るか注目される。
 
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