ミラノ・ダービーで致命的ミスの19歳守護神をファンが酷評…「史上最も過大評価されているGKだ」

2018年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ガットゥーゾは若き守護神を擁護も…

試合終了間際に自らの目測の誤りから失点を献上してしまったドンナルンマ。ダービーでの決定的なミスだけにミラニスタたちから非難轟轟だ。 (C)REUTERS/ AFLO

 今シーズン初、リーグ戦では実に14試合ぶりのクリーンシートまでは、あとわずかだった。ミラノダービーという大一番で、勝利には至らなくても、勝点を得るまでもう少しだった。ミランは、若き守護神ジャンルイジ・ドンナルンマのミスから、マウロ・イカルディに手痛い決勝点を献上してしまった。

 10月21日、セリエA第9節でミランはインテルに0-1と敗れた。試合を通じてライバルに押されながらも耐えていたミランだが、後半アディショナルタイム2分に守護神のドンナルンマがマティアス・ベシーノのクロスを読み違え、ボールに触れず、イカルディにヘディングで豪快な決勝点を許してしまったのである。

 試合後、指揮官は19歳の若き守護神を擁護した。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、「失点の場面は守備全体のミスだ。ひとりの選手に責任を負わせることはしない。責任は全員にある」と述べている。
 
「明日からまた前を見ていこう。彼は読み間違えてしまったが、我々が負けたのはドンナルンマのせいじゃない。我々で勇敢なプレーを見せられず、インテルのほうが良いプレーをしたからだ」

 しかし、サポーターの目は厳しい。地元メディア『Sport Mediaset』のアンケートでは、「ドンナルンマのせいではない」というガットゥーゾ監督の主張について、7600人以上のユーザーの79%が「正しくない」と回答。約8割のファンが、ドンナルンマに黒星の責任があると指摘した。

 SNSでも、次々にドンナルンマを酷評するコメントが寄せられている。

「最悪」
「年俸700万ユーロ(約9億1000万円)だぞ」
「もうロッカールームに向かうところだったのさ」
「ずっと言っているが、史上もっとも過大評価されているGKだ」
「彼が移籍を望んだ時に売らなかったのは、この10年のミランで最大の過ち」

 かつて契約延長を巡ってクラブと合意せず、移籍に近づいたドンナルンマは、一部のサポーターから厳しい目を向けられている。ダービーというビッグマッチでの致命的ミスがどう影響するか、今後が懸念されるところだ。
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