17位・磐田と18位・長崎の直接対決はスコアレスドロー…勝点3が欲しい試合でともに足踏み

2018年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

お互いにセットプレーやカウンターでチャンスは作ったが…

集中力を保った長崎の守備にてこずり、中村もゴールには絡めなかった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 [J1リーグ30節]長崎0-0磐田/10月21日/トラスタ
 
 J1リーグ30節のV・ファーレン長崎対ジュビロ磐田が21日、トランスコスモススタジアム長崎で行なわれ、0-0の引き分けに終わった。この結果、勝点29の長崎は18位で変わらず。磐田は勝点34とし、15位に順位を上げた。
 
 18位の長崎と17位の磐田による残留争いの直接対決は、お互いに高い集中力を保った熱戦になった。前半は磐田が主導権を握ってサイドからのクロスでチャンスをうかがい、それを長崎が受け止めてカウンターを狙う展開が続く。しかし、両チームともに決定機をモノにできないまま、スコアレスで前半を終了した。
 
 後半も試合の趨勢は変わらなかったが、徐々に磐田が押し込み始め、前半同様のサイド攻撃やセットプレーで長崎ゴールを脅かす。磐田は67分に大久保嘉人、72分に荒木大吾、82分に小川航基と次々に攻撃の選手を投入し、前線を活性化した。
 
 一方の長崎は、GK増田卓也を中心とした守備陣が最後のところで撥ね返し、前線のファンマにつないでカウンターを狙ったが、ゴールには至らない。長崎は60分に新里涼を入れて中盤のバランスを整え、83分にはJ初出場となるハイロ・モリージャスを投入して前線の高さとパワーを確保。さらに、90+3分に澤田崇を送り出して1点を狙った。
 
 しかし、ともに最後までチャンスをモノにできないまま試合は終了。両チームとも勝点3が欲しかった試合だったが、スコアレスドローで勝点1を分け合った。
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