「来たばかりの頃に比べて、心も楽になっている」韓国女子代表のビーナス、イ・ミナが語った心境の変化と仲間との距離感

2018年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「競技で力を発揮しやすくなっていると思います」と手応え

ベレーザ戦に出場したイ・ミナ。後半はGKと激しく競り合うシーンも。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[プレナスなでしこリーグ16節]日テレ・ベレーザ0-0INAC神戸レオネッサ/10月20日/味の素フィールド西が丘

 なでしこリーグも大詰め。優勝争いはこの2チームに絞られた。

 勝てばリーグ4連覇の日テレ・ベレーザと、勝点差5で2位につけるINAC神戸。プレナスなでしこリーグ16節での直接対決は、両チームにとって負けられない大一番となった。

 90分間、非常に質の高いプレーの応酬が続いたが、結果はスコアレスドロー。INACのMFイ・ミナは62分に味方からのクロスにあわせたヘディングシュートを放つなど、ゴールへの意欲を見せていた。

 INACに加わって早1シーズンを終えようとしている今、この韓国女子代表MFは、どんなことを考えているのか。日本での生活はどうなのか。試合後のミックスゾーンで取材に応じてくれた。

――今日の試合の結果(0-0)はどうでしたか? 今のコンディションは?

 相手がベレーザという強力なチームだったので、攻撃よりも守備をする時間が多かったと思います。攻め入る機会はさほど多くなかったですが、そのなかでもいくつか惜しいシュートやチャンスがありました。とても惜しかった。コンディションは、上向いていると思います。

――シーズンが始まったばかりの頃に比べて、プレーにも余裕が出てきたような気がします。

 ありがとうございます(日本語)。シーズン当初は、INACのシステムに合わせようと心掛けていました。怪我をしてしまって、離脱していた時期もあったのですが、復帰できてからは試合に入りやすくなっていると思います。日本に来たばかりの頃に比べて、心も楽になっているので、競技でも力を発揮しやすくなっているということも影響しているかもしれません。

――試合前、チームメイトとはしゃぎながら、励ましあうような姿が印象的でした。

 チームメイトは、私を受け入れようと良くしてくれていて、韓国のことで興味があることを尋ねてくれたり、韓国語で話しかけてくれたりします。良い時間を過ごしています。私も日本語を学び、お互いに教え合って関係を温めています。
 

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